スペイン旅行の写真の編集が大体できた。と言っても、3000枚近い写真の中から1500枚位を選びそのうち900枚位を色彩補正し、更に選別してスライドショーを作り、iDVDに転送してDVDをとりあえず作った、と言うだけ。
で、こうした膨大な量の作業をするのに、あたらしいiPhoto 05は大変役に立った。iLife05というアップルのソフトを買わないといけないが、買うに十分な価値があると思った。 写真を撮るのはデジカメでどんどん撮れるし、大容量HDやメモリーの普及で保存するのも問題ない。問題は、撮影したものをどうやって整理したり、いらないものを削除したり、そして、選んで見やすく再編集するかという、ここで行き詰まっている人が沢山いるだろう。撮っても後で見ないのなら撮った意味がない。
私は画像編集にはPhotoshopp Elementsを愛用していて、補正は出来るし、閲覧も「参照」コマンドでそれなりに一覧できるが、数が多いと参照するのもいちいちクリックするのが面倒。そこは、iPhotoのスライドショーでどんどん自動運転して、これいらないと思ったらクリックして消して行くと言うのが楽。
だが一方、これまでのiPhotoでは編集機能が十分でなく、結局、Photoshopで参照して補正を掛けて行くという作業を別に行わなくてはならなかった。 ところが、今度の05バージョンでは、この点が改善された。一覧から写真をダブルクリックすると、この編集画面になる。(あるいは、編集はPhotoshopでやりたい場合は、そのようにしておけば、Photoshopが立ち上がり、編集が終わると、iPhotoの画面にその結果が反映される)ここでは、「シャープネス、明るさ、コントラスト・・」という項目に加え、傾き補正(これが実に簡単で早い)、色調補正、露出補正などが行える、普通Photoshopで行う一番頻度の高いツールが皆入っている。
iPhotoでスライドショーを見ながら大画面で写真を選別し、いらないものを削除、あるいは5段階評定をしてそれから必要なものだけ補正すれば良いので、時間の無駄がない。これまでのように補正して拡大してみたらピンボケだったとかたいしたものじゃなかったなどということはない。
更に、素晴らしいのはスライドショー、今回から、トランジェントや静止時間なども1枚づつ設定できる。自動的にパンしたりズームしたりしながら好きな音楽をバックにメリハリのあるスライドショーができ上がる。静止画を見ているというより動画や良くできたコマーシャルフィルムを見ているような錯覚(錯覚だ)が味わえる。サイズも16:9のシネマサイズにするとぐんと魅力アップ。ここで編集したものは同じiLifeに入っているiDVDに送ればメニュー編集をして、なかなか凝ったDVDができ上がる(残念ながら、MAC内蔵のSuperDriveでないとiDVDは使えないが)ここまでやって来ると、iBookを使ってアルバム集を作るのもやってみたくなった。どんなに良いデジカメでどんなに良い写真を撮っても、楽しく見られないでお蔵入りしたのではもったいない。そこんところがアップルの提案である。
ま、そんなわけで、これらすべてをシームレスに行える新しいiMACは それだけでもおすすめである。
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