やっと仕事も一段落して、これからしばらくはチェロ三昧の日々。そう話したらチェロの練習が楽しい、チェロを弾くのが楽しみ、っていうのは良いですねぇ、と言われた。プロの場合は、そうそう楽しいとばかりは言っていられない、と言うことだろう。アマチュアの幸せ・・・
それはともかく、この所少しは練習が出来たし、家を出る前に毛に久しぶりに松脂をちゃんと塗ったので、良い音がして弾きやすい(今日の為にわざと塗らないでおいた)。いつもは食堂のデッドな音響の場所で練習しているので、レッスン室は古い木造でなかなか音が響いて気持ちよい。
ドッツァウアー・・・問題点は前から変わらないのだが、音程はほぼ問題なくなった、が、左指がバタバタしているので、なるべく弾かない指も正しいポジションに置いておくように、もやもやっとあまり目立たないように、ただし、きちんと押さえる時は押さえる・・
クレンゲル・・・速くならないように 焦らないように と言うことでピアノパートをチェロで弾いて伴奏してくれた。これがなかなか具合が良い、チェロアンサンブルのような感じ。前に比べて結構しっかり弾けている、よしよし(先生は何も言わないので自分で褒めることに(^_^;))
バッハ1番のプレリュード・・・トルトゥリエ版ももっているが、この曲に関してはカザルス版?を使って練習。一般的にはオルガンの響きのようにスラーを付けて1小節を弓1往復で弾くのが多いが、この版では弓を切って弾く。これで音をつなげて聴こえるように弾くのは良い練習かも。ただし
頭に弾く低音を良く響かせて、その後すぐ音が痩せないように、かすれたような音を出しても駄目、絶対にそんな音を出さない、出したらやり直す事。急ぐ理由はないから、ゆっくりとちゃんと良い音を出すように
無伴奏は難しいので、もうクレンゲルはよいから、エチュードとこれだけに集中してじっくり仕上げるほうが、早いかも・・と。 おぉそれは望む所 ていうか 色んな曲をがちゃがちゃ弾いていると、ただ弾いているだけで練習にならない 練習というのは明確な目的を持って最短で課題を達成するという工夫を続けること 何となくやってるのは時間の無駄 大概のアマチュアはこれで、下手になる練習をしているようなもの 1日3回は反省しよう(なんちゃって)
「この後は、クレンゲルのコンチェルトストュックとか」
あ、一応買ってありますけど・・
「あれはコンチェルティーノよりかっこいいですよ」
私はかっこいいのあんまり好きじゃないんです
「そうですか?そうは見えないけど あんまりラテン系は駄目?」
どっちかというと地味なほうが
「えぇ?バッハとかベートーベンとか?」
そう、ブラームスとか
「そうはみえないけど・・」
暗い渋いのが好きですね、でも歳をとってくると好みも変わります。最近はモーツァルトとかいいと思いますし・・でも色んな曲が聴けるようになるってのは良いことですね。歳をとるのもわるくない・・・
「はぁ・・・」
無伴奏も昔なら5番が良いと思っていたけれど、最近はこの1番とかもなかなか良いなって思いますね。春ののどかな風景も悪くない・っていう・・・
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