昨日は、若い頃聖歌隊で歌っていたという方々が久しぶりに集まって歌う会という少人数の合宿?今朝は、朝食の済んだ頃、テーブルから美しいハーモニーが台所に聞こえてきた。食堂に出て、すばらしいからもう1曲とおねだりして、題名は知らないが「小さな人・・」とか何とか言う歌い出しのコーラス、聖歌?を聞かせて貰った。神父さんの説教より簡単直裁で説得力がある。
友に裏切られた人、監獄にいて人々からさげすまれている人、・・・いろいろな人の中にキリストがいる・・という内容の歌詞。もっとも素直で素朴なキリスト教の信仰というものだろうか・・歌は、難しいことは歌わない、誰でもわかる単純な心に迫るものを簡単で明快な言葉で美しく歌う・・
こういう歌、歌声を聞くのはどんなに久しいことだろう・・女房は小さい頃日曜学校に行っていたらしいし、私は高校の頃、そして社会人になってからも、ごくまれにカトリックの修養会などにも参加したことがある。非常に気分が落ち込んだときなど、修道士?が読むという「キリストにならいて」という本(聖書に並ぶ世界のベストセラーらしい)をどこでも少し読むと、今時の言い方で言うと「癒された」ものだ。言葉というものは不思議なものだ。言葉には魂がある。その言葉を読むだけで、人に伝わるものがあり、力になるものがある。そういう言葉をたくさん知っていると言うだけでどんなに財産かわからない。受験勉強でいろいろ知識を暗記するより(学校の勉強など大体は何の役にも立たないから、その成績が良かったとかそのせいでどこかの有名な学校に行ったとか何とか、そういうことしか自慢することがない人は頭も心も空っぽという事だ)、魂のこもった言葉をどれだけ、読んでわかるか、知っているか、そうした言葉を語れるか・・ということの方が遙かに重要だ。
コーラスを聴かせて貰って、女房が「ご馳走をいただいた気がします」とお礼を言っていたが、たまには気の利いたことを言うものだ・・(^_^)
セロさま
お久しぶりでございます。。先日の佐藤光さんのチェロも、お聴きしたかったです。。けれど、ほんとうにセロさんに行くことは遠い道のり?でありますなぁ。。(;;)
日常の雑多なことにまぎれていると、心がきれいな音を求めていることを感じます。
教会の歌は『ちいさな ひとびとの』という聖歌です。
なまくら、おさぼり信者のわたしくも(^^;)この歌は言われるように、素朴な言葉で語られている歌だなぁ。。と思います。信者であっても、なくても、『誰の心にもキリストは宿っているよ。。』と。。綺麗にハモルと、なるほど美しい響きですね。
ことばの魂とは、ほんとうに大切なものなのだと思います。。言葉はその人そのものを表わします。
あたたかい心のこもった言葉を発すれば、また、その人のところにも、あたたかいものが返ってきますし、一度発した冷たい言葉は、人を傷つけ、後悔しても拾えないものですね。。
音楽も、その人そのものを表わすもの。。
わたしも、また奥様に『ごちそうさま』って言って頂けるようなライアーをお聴かせしたいな。。(^^)
読んでいて、歌を聴き終えた奥様が素直におっしゃられた光景が目に浮かび、思わず、ほほえんでしまいました。。
秋には、絶対伺いますっっ!!
お元気で繁忙期を乗り切られてください!!
投稿情報: あやりん | 2006-08-05 18:56
あやりんさま
「小さな人々の」と言うんですね。歌はとても美しいけれど、歌詞はなまなましく、その内容は深く恐ろしい響きがありました。静かに美しく、でも魂の奥に届く、これが音楽の神髄・・・
投稿情報: goshu | 2006-08-08 11:33