もし将来他の家に住むことになっても、この桂の木を植えたいなぁ。ハートの形の葉は薄くて、新緑も美しいし、夏には明るい木陰を作ってくれるし、ポプラ科で天に向かってまっすぐ伸びる姿も良いし、秋にはいち早く紅葉し心和ませ、落葉してもなお辺りを良い香りで包んでくれる。樹の中で一番好き。人の一生もこうでありたいような・・・
実母がこの初夏他界した。いつもにこにこ笑って周りの人を優しい気持ちにする母であった。悲しいこともあるがむしろありがたい、そして、人はこうでなくてはいけない、人の幸せな生き方を教えてもらえたと思う。墓に布団は着せられぬとか、親孝行したい時には親はなしとか言うが、そんなことはない。親孝行はいつでもいつまでも出来る。母が望んだこと望んだ生き方をするとき、それはいつでもこの上ない親孝行になっているのだと感じる。
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