今日は、最初から、フォーレのソナタ第2番第1楽章。運指やボーイングを点検しながら先生と一緒に弾く。元の譜面だと、どう弾いて良いものか、そのまま弾いても曲の輪郭もはっきりしないし、流れもでないのだが、トルトゥリエ直伝の校訂によるものだと自然に音楽が流れ、弾いていてわくわくする。
ここはミステリアスな感じ、ここは、フォルテに向かって音がはっきりしていく方がよい、ここで広々した世界に出る・・・今は、こうして人の作った解釈で演奏しているわけだけれど、原譜をみてこうやって作っていく演奏家というのはすごい。
所々フラジオレットやごく自然なポルタメントを効果的に取り入れて(そういう運指
)、フランス語の独特の感じが出てくる。このフォーレの2番は先生が、大昔、芸大の卒業演奏会で弾いた曲らしい、きっと特別な思い入れがあるのだろう。この曲は、知り合いの侯爵の死を悼んで作曲されたものらしく、特に2楽章はエレジーでありすばらしい。全楽章を終わるまでにフォーレのことも勉強してみよう。
シュレーダーの43番、ほぼよし。弓の角度を基本に忠実に、弦の上を流れないように、しっかり一点を弾く。そうすればよい音がする。あとは時折弾いてみると言うことでよい、と。あと好きな練習曲をやってみれば・・と言うことで、次回はフォーレのみ。
ゴルターマンのコンチェルト第4番は、もう弾けてるだろうから・と言うことで、3楽章の後半のみ弾いて、これにて終了(こんなんでよいのかな?)。次は3番を用意しよう。3番はハイポジションや面倒なテクニックの練習がいっぱいの曲。
ずっとエチュードばかりやっているつもりだったのに、ソナタをやることに・・基礎を固めることに先生があきらめたのだろうか・・・うーん・・それが問題だ・・私はいわゆる名曲が弾きたいのではないんだから(弾いたつもりになるのが嫌)、でも、何をやってもキチンと目標を自分で見定めて練習しよう。
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