昨年録音した佐藤光さんによるバッハ1、2、5番。やっと、今日CDジャケットのデザインなどができあがってきた。写真は全て、石井麻木さん(いせひでこさんの娘さん)の撮り下ろし、フランスのプラド(カザルス亡命の地)のサンミッシェル修道院の教会(カザルス音楽祭が開催された)の写真を使った。CDのデザインは、良くあるクラシックCDの通俗的でださいデザインを避けて(^_^)、作品として飾っておけるものを心がけた。クラシックな方々からはひょっとすると顰蹙を買うのかも(^_^)
柳田邦男さんがエッセーを寄せてくださったのは良いけれど、大変多忙な方で、夜もほとんど寝ていないという日がずっと続いている、と聞かされては、執筆を急がせるという事もできず、7月にできるはずがつい最近やっと脱稿。NHK TVでも大きく取り上げられた伊勢英子さんの最新作の絵本の展示会がパリで開かれていてこれが大好評。で、取材で行っている柳田さんもパリのホテルから原稿を送って来ようとするのだが、どうもうまくいかない。なんだかだで結局、佐藤光さんに原稿を渡し、それからファックスでうちに送って来た。ともかく、延々4ヶ月近くかかってやっとCDジャケットの原稿がそろった。いやはや、大変なことだ。ここまで遅れると、いろいろ支障が出て、CDができあがっても、佐藤さんの手元には届かない(というか、パリに荷物を送ったら大変な金額になるので、やりたくない(^_^))
製品版のCDを制作するというのはもちろん生まれて初めて、録音から、マスタリング、原稿依頼から、構成、なにより全額自費を投じて、大赤字覚悟である。こんな経験がが何の役に立つのかよく分からないが(今更気がついてどうする)、故佐藤良雄先生への恩返しと思えば致し方ない。生誕100年の記念には少しだけ遅くなってしまったが、一区切りである。
印刷に2週間、CDがパッケージされてできるまで1週間・・発売は一応12月1日とした。
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