その名も「草季庵（そうきあん）」場所は御殿場市。国道２４６を沼津方面に少し行ったところ。２０年来のお付き合いだが、研究熱心でどんどん良くなるところがさすが。
このところ雑誌などを見て数軒の美味しそうな蕎麦屋に入ってみたけれど、食べる度、草季庵に行きたいと思ってしまう。丁寧さの違いが歴然。
インターネットで口コミ情報など調べると、味や雰囲気も最高という評価ですが、苦情が集中しているのは、混雑時ずいぶんと待たされるということ、３０分待って着座して料理が出るのに又３０分等と言うことがあるようだ。主一人で調理しているのだから、仕方ないとはいえ、ちょっと工夫がいるかも・・・。でも、手抜きをしないこだわりの店って待たせるのが普通。まともなウナギ屋なら普通に１時間近くはかかるし。
ちなみに、ここのホームページは私が作りました。制作料？は天ぷらせいろ２杯です。(^_^) ホームページを作る際、特徴とか売りとかは何ですか？と聞いたところ、「おいしさのためには何でもやる、ってことでしょうか」とのこと。以前は、最高級国産そば粉を使っていたけれど今では、玄そばを自分で石臼で挽いてその調合を工夫している。水は名水を毎朝くみに行くのが日課・・・
メニューのどの料理も美味しい、何よりこうでなくちゃというところに手抜きがない、丁寧に作っている、時間を急ぐ人は別の所に行けばよいと思う。鴨せいろには、フランス料理用の上質の鴨肉を柔らかく煮て、焼き色の美味しそうなネギがどっさり入っている(こうでなくちゃ！）。問題のつゆはやや辛めでそばの強さに合っている。天ぷらはもちろん揚げたて(だから待たされる）具の種類も豊富で家庭的なもてなしを感じる。そばの量もほどよい。よくある「これが１人前か！？」というような高いえらそうな名店？とは違う。食事処はおなかをいっぱいにしてなんぼだ。半人前の量を１人前として出すような店は論外である。人間、只料理を作るだけでなく、その人のセンス､感性が全てに表れる。家具、メニュー、オーダーメイドの食器、音楽・・・全てにセンスが光っている。そういうものに触れたり見ているだけで、少し待たされるかもしれないが、我慢できる人はよいお客さんだ。(^_^)
ついでだが、よいお店を探したい人は先ずよいお客さんになる修行をすべきだと思う。どの店がどうの味がどうのとチェックした気になっている人が多いけれど、その人本人が本当によいお客さんでなければ良いものに出会うことはない。何にでも言えることですが・・
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