数日前から風邪で不調。昼前から横になっていたらレッスン時間ギリギリ。あわてて、車に乗って上京。調弦するも音が良く聞こえない。風邪薬のせいだろうか・・・。ともかく、フォーレの2番のソナタ第2楽章。最初の音は弓を弦にぶっつけないで丁寧にしっかり。最初の付点のあとの16分音符の長さが短くなりすぎ、何度もやり直し。短い音にもビブラートを止めないで。その後ピアノ伴奏していただいて通し演奏。
曲の終わり、フラットが全部とれて転調して清澄な世界に入る、1小節で天国への道。そのつながりを意識すること。「これで、フォーレをやったと言えますね」
次に、ゴルターマンのチェロ協奏曲第1番a-mollの第1楽章途中まで。ビミョウな音程があり、音程を確認するためには小さな音でゆっくり弾くこと。この曲はコンクールでやったりする難しい曲だから、と先生は余り乗り気でないが(^^;)、せっかく持ってるから(ただけちなだけか)ともかく練習のつもりでやりたいと主張して、少しづつやることに。
その他に何かやりたい曲は?何でもいいですよ、コンチェルト?ソナタ?、小品?と聞かれたが、小品はやりたいとは思わない(ここが昔と違うところ)、ソナタがいいです。ベートーベンかブラームス・・ベートーベンの5番か、どうか迷ったが、やっぱり、ブラームスの1番をやることに決定。昔、大学生の頃フルニエの演奏を聴き、特に第3楽章の美しい旋律が頭に残って消えない。北ドイツのブラームスではなくウイーンのブラームス。優雅だがどこかやるせなく、とどまることなく流れいていく・・花の色は移りにけりないたづらに・・・という感じ。これが演奏できたらどんなにいいだろうと思って、これも楽譜だけはとうの昔に買ってあった。
やれるものからやっておかないと、老い先短いから・・、「まだまだ時間はありますよ」、いやぁ 先日は寝るときこのまま死ぬかもしれないと思った、「そんなこと信用しませんよ、それは風邪のせいでしょう」・・・まぁそうかも(^_^)
そんなこと言っていたら、たこすけさんが迎えに来た。
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