それから、1年半後には今の妻と結婚し、北海道に行き、チェロを習うこともやめてしまったので、進歩が止まった。この録音を聴いても今と余り変わらないような・・まぁ、楽器はずっと良くなったし音量の幅も増えたけど。録音を聴くと、その時どんな音をを出そうとしていたか何を考えていたかまで思い出す。それは今よりもっと一生懸命だそうとしていたかも知れない。
その後帰京して又レッスンを時々受けるようにはなったけれど、今考えてもそのあと進歩した気はしない。チェロを弾いてはいるが、自分の課題にも何も気がついていないし、目標も何もない。
ところが、今から20数年前、私に劇的?な事が起きる。「ストリング」の誌上レッスンという企画でさる人の紹介で倉田澄子先生のレッスンを受けたのだ。これが今から考えてもこれ以上ない位素晴らしい体験だった。ただ、生来努力嫌いで不真面目な性格のためか、大きな飛躍をできなかったのは悔やまれるが、少なくとも、それがなかったらもっと淋しいチェロ生活だったことは間違いない。明るい陽が射しこれまでうやむやで見えなかったところが少しづつ見えてきた。
聴かせていただきました。
声が若いですね(笑)。
>この録音を聴いても今と余り変わらないような・・
そうですか?全然違うような気が…(笑)。
投稿情報: たこすけ | 2010-09-12 18:19
たこすけさん 今晩は
たこすけさんはレッスンを受けるようになってから急速に上達しているのがよく分かります。素晴らしい。若い力とばかりは言えませんね。(あんまり若くもないし(^_^))
それに比べると、私は音色は楽器のせい(昔の何十倍もの値段の差がある)もあってかなり良くなってはいるけど、テンポとか随分でたらめな演奏をするようになっているなと思います。それにこの始めて3年目の頃の方がこういう音を出したいこういう風に演奏したいと言うのが、率直で分かりやすい(できることが少ないからってこともある)。昔の方がちゃんと弾こうとしてる、と言うかピアノ伴奏の威力が分かります。本気でピアニストを探さなくちゃ・・
投稿情報: goshu | 2010-09-12 20:54