yoshiさんのブログにプロの方の書いた練習の注意が紹介されていました。それは昔聞いたことがある・・ですが、それではいけません(^_^)レッスンの半分は演奏ではなく練習法を教わることだと思うのですが、何度も同じ事を言われる気がします(^^;) 1年たっても2年たっても前に言われた事を又言われる。
そもそも処方箋を切る前にどんな症状があるのかに気づかなくては始まらない。それ自体が難しい(^^;)ただ、下手だなぁ、才能がないなぁ、チェロなんかやめた方が良いなぁという風に落ち込む。演奏を録音して聴くとそのことははっきりする。初心者の頃はただただ勉強だから、録音聞くのはよい勉強になるのだが、中級以降になると録音は猛毒。でも、考えてみると、その下手な点は厳密にどの部分なのかその症状とは何なのか分かっているとも言えない。分かっていればその対策もあるはず。症状が出ているのに、それを直視しようとしない、歳だから・・で終わらせようとする。これでは治るものも治らない。
私の経験では、練習に際し先ず肝心なことは、条件を一定にすること。いつも同じ椅子、同じエンドピンの長さと楽器の角度、位置。楽器の状態もよくしておくこと。何か音が良くないとか調子悪いとか、楽器の状態がよくないとか何とか楽器のせいにするのは、そういうこともあるかも知れないけど弾く条件が変わっているためと言うこともある。一番弾きやすい、音もよい姿勢を保つことは大切。簡単そうだけどそんなに簡単ではありません。正しい姿勢とは、低音から高音までスムーズに腕が動くこと。体が柔軟に動くこと。重みの乗った良い音が出せる事。基本的には楽器を構えていてさっと立ち上がったり座ったりできる姿勢が良いといわれますが。つまり重心が低く体の芯がしっかり通っていると言うことでしょうか。ロケットが正確に誤差1mm以下で着地するには発射台がしょっちゅう傾いたり動いていては駄目でしょう。
それと、練習の最初は、ロングトーン、ゆっくりした音階やアルペジオなどで、ストレッチを心がけること。
正しい姿勢とストレッチ、先ずはこれを心がけるだけでも、下手だ・やめたい・・等諸々の性急で下等な?邪念はかなり消える(^_^) 1つ1つゆっくり解決していこうという気持ちの余裕ができる。書道でも墨をする間に世俗・邪念から離れ謙虚な気持ちになり精神統一していけるのだろう、何でもそういうことが必要。
いつも、拝見しています。
そうですね。あぁ、聞く方に、まわろうかなぁ、と、よく、へこみますが、ゴーシュ様のホームページを拝見しては、いやいや、まだまだ、ひよこ。
がんばるぞ・・・と。
メールも、ひよこですが、必要は、発明の母なり。
最近、やっと、メールデビューです。
投稿情報: どんちゃん | 2010-11-05 21:20
どんちゃんさま
そうですか 凹みますか 私なんか殆ど弾かなくなった時期もあります、それも長く。チェロに関心もなくなった。どうせうまくならないし、たまによい演奏を聴ければそれでよいと・・。それでも年に数回は合奏の機会があり、何とかつないでいました。子供が特にみんなで弾く事で継続できたりしますけど、大人でもやっぱりそうで、一人だけだと続かなくなる可能性が高いですね。
私の場合、数年前に人から頼まれて小学生に教えることになって、責任感から、基礎のレッスンを受ける事にしてから、再スタートを切りました。そういうことがなければやめていたかも知れません。やめないまでも、趣味でも何でもないレベルだったでしょう。
今はできなくても正しい方法を知り可能性を感じることができれば、楽しく続けることができるでしょう。レッスンを受ける事は大事ですね。たまにであっても。
どれだけ上手になるかは分かりませんが(^_^) 練習してこれ以上下手になる事はありませんから、少しでも進歩したら喜ぶことにしましょう。
投稿情報: goshu | 2010-11-05 21:54
goshuさま、こんにちは。
先日レッスンの時に、Vn.練習法の記事を印刷して「チェロにも共通していますか?」とお尋ねしました。先生は面白そうに「へぇ~」と目を通されたあと「これでもいいですけど“速い部分の練習法”はこの方法よりもメトロノームに合わせて弾く練習の方が良いです」と。そんなものなのかしら?と思っていたところ、丁度こちらでも話題に出していただけて、やっと納得がいきました。
一人で練習しては「できない、分からない」と落ち込み、レッスンを受けた直後には「そうだったのか!」と元気を取り戻し…の繰り返し。亀の歩みでのんびりと、まず練習できることを楽しみたいと思いました。
ありがとうございます。(^^)
投稿情報: しるくら | 2010-11-05 23:24
しるくらさん
その調子で頑張って下さいね。でも亀に鞭打って(あ ウサギみたいに寝なきゃ良いんだ)早く上手になって下さい(^_^)
練習には色んな方法があるけど大体は「速く正確に弾く」と言うことに重きが置かれます。そういう場面が多いとは思いますが、そのもう少し手前で、ストレッチと言うことが大事だと思います。大人と子供の体の違いは柔軟性にあります。腕が硬い指が硬い状態で無理矢理頑張るより、ストレッチ。
ストレッチの方法は、ゆっくりやる、ラジオ体操のようではなく太極拳のイメージ。地道そのもの。第一ポジションの半音階(1234の指並べ)を4秒づつ音を延ばしながら、そしてその間に右も左も力を抜いて(親指も)重みが弦や弓に乗るようにと意識しながら、ゆっくりやる。どこかが突っ張ったりしていては駄目。一往復(勿論、上行するときは123の指は残しておく、下行する時は1234の指を全部一度に正確に用意する)すればストレッチ完了。それから練習を始めると楽に感じるはずです。数年前にレッスンを再開して第1回目は2時間近くこんな事ばかりやりました。1人ではなかなかやる気になりませんが、最初のレッスンはこれにお付き合い戴きました(^_^) これで私は希望を持ちやる気になったのです。
投稿情報: goshu | 2010-11-06 08:52