何と約半年ぶりのレッスン。初夏に傷めた左手が秋になっても完治せず、速く動かしたり親指ポジションで指を開くと痛みがあり、なかなかまとまって練習ができなかったため。まだ完全ではないが、何とか普通に弾けるようになってきたので、ともかく、弾けないままレッスンに。
1,「ドラ、シソ、ドミなど3度の音程を確実にとること、それができれば中の指は大丈夫。その部分だけ練習する。その練習をしないと、音程を取ることは難しい。これは難しい曲なので、だから、コンクールの課題曲になったり、でもまぁそういうところに出ようという子達はこれくらいはお茶の子さいさいで弾きますけど。」そうなんだよなぁ 私と兄弟弟子?になる中学生達は、こんなの目をつぶってもさらさら弾けるでしょう。
2,弓だけの練習をしてみること。音譜を階名で歌いながら、左手は使わず、開放弦で、右手だけ動かすというもの。プロの方々はこんな事はお茶の子さいさいだが、アマチュアではなかなかできる人はいないというか、こういう練習はしないようだ。
「こういう事をやらないと、ただ曲だけ弾けたらおしまいでは、先がない、何も蓄えるものがない」
そうだよね、毎回バカの1つ覚えで曲が弾ければそれで満足していたら、それまでの世界。今さらっていることの中でどれだけ将来役に立つ事が学べるか、どれだけ自分の資産を増やせるかが大事で、目の前の曲が一応弾けるなんて小さな事。
弓だけ練習するのは時々大変有効な方法で、うまく弾けない時にちょっとコレをやるだけでさくっと弾けたりする。
前に、カザルス版でバッハの1番のプレリュードを練習している時、どうしてもうまく弓が動かない(これだけ弓を返しても流れるように均一に響かせる)と思って、開放弦で弓だけ動かす練習をしたら数分で、簡単に弾けるようになった事がある。何か引っかかるような感じがしたら、右手だけさらうのを試すとよいかも。
3月に一種の発表会で弾く機会がありそうとのことで、何を弾きますか?コレを弾きますか?と言われたが、この所、フォーレだのパガニーニだの難しい曲ばかりやっていたので、歳相応に簡単な曲を弾こうかと・・・「いえいえ、難しい曲に挑戦するのは素晴らしい事ですよ、弾けなくても人前で演奏したら得るものが沢山あるはず・・」と言われるが、ちゃんと練習できていないことを痛感しているので、なんだか潤いが欲しいような・・(^_^)
フランクール大分苦労されているようですね。私も同じ様な境遇ですので、とても共感を持ちながら拝見させていただいております。
私の場合は親指のポジションで親指とそれ以外の指の位置関係を確実に把握するのが一番の近道と考え、それに類するエチュードを探して練習しました。
例えば、シュレーダー第2巻134番、ドッツアー4巻92番や96番が親指と各指の間隔を磨くのには最適と考えました。併せてシュレーダーの第2巻109、110、11,112,113番の一連の親指ポジションの練習もこの曲の準備としてはとても参考になると思います。
ちょっと遠回りと思うようですが結果一番の近道となる上、将来の財産として決して無駄にはならないと思う次第です。
生意気な意見ですみませんが、私も今弾いている曲が、将来の自分の演奏のどの部分に影響を及ぼすのか、常日頃考えながら演奏するようになりました。そして、その曲を弾くためのテクニックに見合うエチュードをさがして練習しております。
投稿情報: makoton | 2010-12-24 20:56
makotonさん
ご教授ありがとうございます。簡単なエチュードをその必要性に応じてやってみるというのは確かに良い方法ですね。ま、この曲はエチュードのつもりでやっているのですが(^_^) もっと易しいのをやったらどうかと言うことになるかな(^_^)私にとってはもっと根本的な問題があるのです。それはソルフェージュができていないと言うことです。出すべき音が頭の中で鳴らないと音程をとることは難しいわけです。小さい頃から楽器をやっている人はそう言うことが圧倒的に有利だと思いますね。でも、それでも好きなことをやっているわけで、こんなものは苦労でも何でもないですね。この曲も楽しいですよ。段々音が良くなるので。
投稿情報: goshu | 2010-12-24 23:38