全楽章素晴らしいが、第2楽章が歌曲「死と乙女」の主題による変奏曲になっている。チェロにテーマが回ってくる変奏もありこの上なく美しい。弦楽5重奏曲の第1楽章もそうだけど、チェロの一番美しい音域で歌うように作られている。
とはいえ、この第4ポジションから親指ポジションの間の音域でビブラートをかけることが昔難しかった。どうしても指が突っ張るからだ。最初のレッスンビデオでもこの点について質問した。多くの初中級者にとって、この部分で安定して柔らかく弾けたらチェロ演奏の可能性が格段に広がると思う。機械的な練習も必要だけど、否応なく美しいこういうのを練習するのも役に立つと思う。手首の位置・高さが課題。
それにしても、一番美しいところが良い音で弾くのが難しく、低音楽器なのに深々とした低音を弾くのが難しく(鳴りにくい楽器が多い)、チェロというのは厄介だなぁ。音色を気にしなければどうってことないけど、楽器は音色が一番。
相当昔に1度だけ初見で弾いたことがあったけれど、ちゃんと練習しなくてはもったいない。昔、こんなの難しくて弾けないと諦めていたけど、今見ると、そうそう難曲というわけでは(弾くだけなら)なさそうだ。20年前よりは少しは進歩したようだ。ただ何となく弾くのではなく良い音で弾かなくてはいけない。激しい表情の変化に対応出来るか・・
オケの本番も来週。病院でのコンサートもあるし、5日間であっちこっちで3つの本番?がある。ソロ&ピアノトリオ、弦楽四重奏、オーケストラ、だ。
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