もう2ヶ月もやっているデュポールのエチュード。何とか一応弾けるようにはなったような気がしないでもないが(あいまい)、駄目じゃないか!というところが2,3箇所ある。一番最後のレの音。初心者じゃあるまいし、だが。
「何度も練習したらできる」のではあっても少しでも難しいと感じたらレッスンの時にそれは何故かを尋ねることにしている。闇雲に練習する事が百害あって一利無しと言うこともなきにしもあらずだ、というのが年寄りの知恵というもの?
とにかく、歳とともに小指はどんどん弱くなる、弱くなるとそれを避けるために不自然な運指をしたりすることもある。これはいけない。そもそも小指が親指より強いなんて人はいない。楽器でも弾かなければ日常的に小指なんて意識して使わないのだから。で、小指を使うときは普通以上に意識しているようだ。意識するとどうなるかというと力が入る。力が入るのはある程度自然だが力を入れると筋肉が萎縮する、すると楽に開かない・・というわけでチェロの場合はそこんとこが難しい。
ここの音程がピタッと一発で合わない、というと、先生が言うには(いつもだが、ここの問題を尋ねると、ここ以外の問題が答えとして反ることが多い)、その前に第1ポジションの重音のトリルを弾いているときに小指の脱力ができているかどうか、第1ポジションの4の指の位置がドにあって、それをスライドするだけ。というわけで何も難しい事はない、ということなのだが、何も難しい事はないことを難しくしているのがアマチュアというものだ。笑っていられない(^^;)
小指は、5本の指の1本ではなく、肘からつながっている指だと考えた方が良さそうだ、トリルを弾く時とか早いターンとか、指だけ動かそうとしても速くは動かない。弱い筋肉を速く動かすのは無理というもの、腕全体で小指を助けるように、と何度も言われているけれどなかなか身につかない。このウイークポイントを克服するための合理的な方法を研究することは上達の早道と心すべし、べしべし。
今日も脱力、明日も脱力・・・
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