初級とか中級とかはっきりした線があるわけではないので、それに弾けるとか弾けないとかその内容は個人でばらばら、それで、問題のアンサンブルに加わって主要なメンバーになる為の「目標」を考えて見た。我が身を省みず生意気な事ばかり書いていて恐縮だが、教科書的な事は知らないが、これまでの経験で、私がそうでありたいし、人にもそうあって欲しい目標。ソロでどんな曲を「弾ける」としても本当に歓迎されるメンバーになれるかどうかは別。
2)安定したボーイング(不用意なアクセント・表情?をつけない)
3)A線で、D,a,e を一発でどの指でもとれるようにする(主旋律を弾く能力)
4)そっと音を出すこと。というか弱音を出すこと。これが難しい。(2)と重なるけど、ロングトーンの練習だけでなくどういう練習が一番役に立つのか、出来るかどうかの目安は何か、よく分からないが、弓の返しを肘を意識して指を柔らかく使えればよいかも、後は注意力・集中力・・。
5)ハーモニーを作るときと旋律を弾くときの音色を弾き分ける(曲の中での響きのイメージを持つ)
もっと大事な事があるかもしれないけれど、これで、殆どの室内楽の曲は、基本的に弾ける筈、弾けると言うより(楽譜通りちゃんと弾けなくても)歓迎されるプレイヤーになるだろう。チェロアンサンブルなら殆どの曲はどのパートでも弾ける筈。後はその曲の練習量次第・・ではないでしょうか。 以上のことを少し心がけて行く事で、アンサンブルが本当に楽しめるようになるのではないでしょうか。基本的な事はそんなに難しい事ではないので、それに費やす練習量と注意力だけが問題ではないでしょうか。この中で、なかなか上手く出来ないらしいのはビブラートかな。(出来ない人を見ていると音を揺らそうと言う過剰な意識が問題な気がする。大切なのは豊かな響き)
でも、何より、クラシックのアンサンブルはなんと言ってもその空間に美しい音場を作り出すことにあると思う(だから良い響きのホールが珍重される)ので、個々の音が突出したり、響かなかったり、余計な間違った音が出ていてはいけないし、滑らかなボーイング、正しい音程で美しい音の響きをそれぞれが作り出す必要があると思います。考え方として、自分の楽譜を音にするではなくて、音場を作り出すと言うことが肝心。それはホール全体に響く間接音(音楽全体の響き)をどれだけ聴くか、それをフィードバックして自分の音をコントロールする能力、それがアンサンブルの能力だと思います。どことどこが掛け合いになっているとか、メロディパート以外は小さく弾くとか、小さな事は色々あっても、なにより、人間の会話と同じで、全体がどんな雰囲気なのかが一番大事。和やかな温かい雰囲気なのか、緊張感がみなぎって丁々発止とやり合っているのか、祈りで満たされているのか、賑やかに楽しんでいるのか・・・。自分のパートをやっとこ何とか弾けたなんてことで「出来た出来た、弾けた弾けた」で喜んでは駄目。共演者は全然喜んでない(^_^)
美しい響きをみんなで作り出す、なかなか出来ないことだけれど、そういうつもりで音を出したい。
リズムについてはいかがですか?
投稿情報: えにお | 2012-08-10 05:46
えにおさん こんにちは
リズムについては私が弱いので、特に気がつかないですね(^^;) どんなことが気になりますか?
投稿情報: goshu | 2012-08-10 07:05
リズム、旋律、和声。全部つながっているんでしょうね。
どれが優先ということでもありませんが、
単純に私の合奏団では先輩が、
とにかくリズムというか、テンポをきちんとしてほしいと言われることが多いからですね。
師匠からも「通奏低音はリズム命」と教えられました。
音楽の縦の線が揃うことの大切さを思っています。
何が優先という訳でもありません。
ゴーシュさんが仰る
「全体で美しい響きを作り出す」ことを心がけているとリズムのことも必要になってくるでしょうね。
安定したボウイングは安定したリズムをもたらすことでしょう。
投稿情報: えにお | 2012-08-10 07:48
おっしゃる事はその通りだろうと思います。・・あ、私は、(えらそうな書き方になっているかも知れませんが(^^;))客観的な演奏法とかについて書いているのではなくて、あくまで、私の主観的な、私が気になること、独断(^^;)です。演奏の基本は一応出来たとして、楽譜を何とか表面的にはなぞったとして・・その後の話です。私が一番気になるのは(がっかりするのは(^^;))音がどんな風にでるかと言うことなのです。ただ、それだけ。私の関心事がそこにあるからですね。「私の気になること」は人それぞれなので、色んな考えがあると思います。
投稿情報: goshu | 2012-08-10 09:00