やっとこさビラロボスの2nd standの練習を始めた。1人で練習してみるとそんなに大変な感じはしなくなってきたが、それはてきとーにやってる場合(^^;)
ブラジルのぎらぎら照りつける太陽の下、パワフルなリズムを生かすには相当意識して練習する要あり。第1楽章、練習番号4の所、速くてくっきりと弾くには、弓の返しを相当機敏にしないといけない。ここだけ繰り返し練習。
ボーイングの基礎練習。最初の2小節だけでも良い。指だけで鋼鉄のバネのように弓を放り投げるようにアップして即座に強力なバネで戻されるように元の位置に戻す。肘も手首も動かさない。
機敏な動作は、くっきりと速く弾くだけでなく、ゆっくりしたボーイングでも弓の返しがばれないように機敏に返すことに繋がり、粘りのある歌うボーイングにも繋がる、だからこれがボーイングの基本なのだ。
その意味が分からなくてこういう練習曲を簡単に終わっては意味がない。
他にもチェックポイントは沢山ある。ちゃんと楽譜を見ないとてきとーに終わってしまう。それで済ませているのがアマチュア、でも2月にはプロの方と一緒にやるのだし、出来て当たり前、出来なければ、なんだやっぱりアマチュアの皆さんね、と言うことになる。
第3楽章、練習番号8の手前。アクセント、テヌート、スタッカート、sfz等色々ついてる、よく見て、スタッカートのないところはないように、あるところはあるように(^_^) 四分音符のスタッカートの長さは、八分音符のスタッカートの半分なんだし、そうでないと次のsfzが生きない。
こう言うのって、どうでもよいようだけど、アンサンブルの他のパートからみると、ちゃんと弾いてくれないと入りにくかったり、音楽になってない感じになったりする。むかし、メンデルスゾーンのピアノトリオを練習しているとき、一寸したスタッカートを、君はそこんとこをちゃんと弾いてくれるからとても良いとバイオリニストに褒められたことがある(^_^) 小さいな事のようだけど、音楽はそういうことの積み重ね。プロの家具職人が美しく面取りを施した家具が、どことははっきり見えなくてもどことなく気品があるのはそういうこと。プロは修行を通じて当たり前のようにやることが素人は気にもしていない。まぁ、いいんじゃないかなんて思ってる。違うんだなぁ。プロと一緒に演奏できて嬉しいなんて、それだけじゃ駄目だ(^_^)
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