この前はいつだったか考えたら5月だった。7ヶ月ぶりのレッスン。こんなに離れたらレッスンにならない。レッスンは少なくとも月1回、出来れば隔週というのが普通。片道2時間かかるというのが重荷だが、年に2,3回では上手になるのは難しい。といいつつも、ともかく、数年前に1度やったフォーレのソナタ第2番の中から第2楽章をみて頂く。
この曲は、とてもシンプルで、譜面をみただけだと余りにシンプルで簡単そうだが,こういう曲を音楽的に弾くことは難しい。 臨時記号がついたり消えたり,短調が長調に変わったり、その色の変化をその音色で表現する。小さな変化がうっとりするほど美しい。こんな小さな変化を様々な思いを込めて弾くのは,それこそどんなに上手でも子供には出来ない大人の音楽である(べきだ(^^;))。歳を取ってきたら、ただ有名な曲というのではなく、歳相応に曲を選んでやらないといけない。寄り道している内に、弾くべき曲を弾かないうちに死んでしまうかも知れないのだから。フォーレはその選ばれた数少ない曲の1曲。間違いない。あと、「弾くべき曲」は何かな・・
指導の後、ピアノで伴奏して頂いて通して弾く。
あと、チェロの日アンサンブルの課題になっているビラロボスのブラジル風バッハの運指についてみて頂く。ほぼ私の考えたもので良いようだが,2,3箇所訂正あり。運指が確定すれば,後は楽しく練習するだけ。1人でやっている分には,何とかなりそうだが,これが大勢になると混乱の極み。この曲、プロでも大変、その人数が多いとなるとどうなる事やら,らしい。ともかくも、合奏練習より個人練習に励んで、周りに左右されないようにしないと。
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