今年は,ワーグナー生誕200年(1813〜1883)。チェロでワーグナーを弾こうと思えば,第一に浮かぶのは,カザルスも録音しているタンホイザーの中のバリトンのアリア「夕星の歌」、初級者でも弾けるし(ただしピアノが入らないと・・私のむか〜しの録音)。チェロアンサンブルは、ミフネさんが色々編曲してるけど、ラ・クアルティーナの録音もあるローエングリンの中のエリザの聖堂への行進、「荘厳な曲」が一押しかな。何かワーグナーの気楽に聞けるCDをと思った方は、このブログの右列にあるお勧めCDがホントお勧め。ワーグナーの愛したベニスのホテルでのライブ録音。
ワーグナーとは関係ないけど、チェロを習い始めて3,4年の初級者の頃の自分の録音を聴くと、あの頃よりあんまり進歩してない気がする,むしろ下手になっているかも。余計な事は色々覚えたけど,素直に弾くよりわざとらしいいらないことをやるような気がする。初心忘れるべからず。チェロを何とか弾けるのが楽しくて何とか弾こうとしている,楽器の技術の習得は出来ていない代わり音楽そのものに集中して〔良く言えば、本質を見失わず),よりよく弾こうとしている。それ以上でないのは,今も昔も変わらない・・段々技術を覚えるに従って,へんなクセや我も出てきて、音楽そのものから離れていくこともある気がする。一見上手な人が良い音楽を奏でるとは限らない理屈だ。
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