たまたま駅前スーパーをぶらぶらしていたら書道の先生に出くわし、挨拶したら、あら展覧会行った?と言われ,私もこれから行くとこだから一緒に行きましょう。と誘われた。お菓子の袋を持たされ、先に行ってK先生に渡しておいてね・・というわけで、すっかり忘れていた春の書道展覧会に行くことになった。沢山の立派な書が飾られていて,一応読めないまま全部拝見したが,心にとまったのは,これ。
見ていたら,又別のM先生がやってきた。この書体は何というのですか,こんなのあるんですか?オリジナルですか?と尋ねたら、これは、日本書芸院名誉会長の仙波先生の考案になる、楷隷体というものだそうだ。つまり、楷書と隷書2つの書体を合わせたもの。私は,隷書体が好きだが,それに楷書の要素を混ぜることで軽みが出ていると思う。こんな字が書きたいなぁ。
・・こういう字に似たのをどこかで見たことがあると思ったら、そうだ 与謝野蕪村だ。私の大好きな、「宜冬」の書だ。少し右上がりで、隷書体が基盤だがもう少し自由な感じ。こんな絵、こんな字を書くのが私の目標だ。
いつか書けるんだろうか。60過ぎてちんたら書道をやっている私には出来そうもない・・がぁ、チェロはせいぜい70歳で成長が止まるだろうが,書道はもっと長く楽しめるだろうから,死ぬ頃には少しはましになるだろうか・・。
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