K先生の縁で何故か末席を汚しているけど、ホント、場違い、気持ちの半分は降りたい。でも まぁ、半分の人はよく知っている人で笑顔で挨拶してくれるのに騙されて何となく入っているが、知らない人はこの下手なおじさん何?と思っているだろう。本当に申し訳ない。申し訳ないが一生に1度の滅多にないチャンスだからやめますとは言えないし、一応小さなアンサンブルもありプルトに穴を開けるわけにも行かない、とかなんとか言って居座っている。極力迷惑を掛けないように音を出さないようにします・・と思っても弾き始めると出ちゃうのだ。
この1ヶ月毎週1,2回練習が、桐朋や東京文化で行われているが、私が出られるのは、よりによって仕事の関係で2回だけ、今日が最後で後は月末に本番だ。ドキンチョ
今日練習したのは、全体合奏の、ある歌の変奏曲、バッハの第1番のプレリュード風にアレンジされた浜辺の歌。それから2つの小さなグループに分かれての練習。私が弾くのは、フィッツェンハーゲンのアベマリア、ドヴォルザークの「母の教えたまいし歌」、クライスラーの愛の喜び、パートは3番。
全体合奏の変奏曲では、こんな練習法も。1度最初から通した後、後ろから練習。第5変奏をやり、第4変奏の終わりから第5の初めのつなぎの間の取り方をやり、次に第4変奏、つなぎ部分、第3変奏という順番だ。間の取り方、ページめくりや、ミュートを外す時間、出のタイミング・・等々頭に刻み込む。
アヴェ・マリアの練習は、銅銀久弥さんがトップで、(今回は休みだが、本番は)宮田大君が2番、私のとなりは●●まりこさんだ。笑顔が可愛いのでこれでよいのかなと言う気がしてくる。でも、出てる音が違うなぁ・・・。上級クラスの練習は、もう嘘みたいに最初から音楽になっている。ハーモニーもきれいだしメロディは美しく歌うし、もっと聴かせて頂戴という感じ。特に言うことなんかないでしょう。出だしの音はノンビブラートにするか、歌い始めはアップボーにするかどうか、宮田大君はアップで弾こうと言っていたけどここは皆の総意でダウンと言うことに、と密かに?打ち合わせ。フレーズのおさめ方、強弱の確認、音色はここはおさめないように、ここはおさめるように、ここからはコーダの気持ち・・それぞれの人が、ここはこう弾きたいこう弾くべきではないかという意見というか意思を持っている。「あなたの意思をお示し下さい」と言われてもカード持ってない人みたいな私は、今度ドナー登録しておきますとしか言えない(^_^) ちょっと話して音に出して納得して、じゃぁこう弾きましょうと言うことになる。練習というのは打ち合わせで、アマチュアの場合は、練習で個人練習すると言うところが違いか・・。
しかし、ともかく、これは美しい音楽だが、間近で演奏の輪の中に入って聴く(一応弾いてもいる)のはものすごく気持ちよい。この曲はご迷惑をあまりかけずに何とかなりそう(?)。
母の教えたまいし歌は メロディパートはうんと小さく弾いて、他のパートがしっかり聞き合って弾くという練習を最初にした。それから、普通に演奏。4番パートの頭の音にだめ出しが何度も。駄目だしというより、銅銀先生は人柄が大変優しく謙虚で、学生相手にこうしていただけるとありがたいのですが・・助かりますという物言い。これに限らず、皆、言われるとはい分かりましたとすぐ了解する。これも編曲が優れもので、美しい。この曲は、私の母の思い出の曲でもあり、皆が母のために弾いてくれている気がする。母が亡くなったときにこの曲を弾いて下さいとK先生に頼んだけど、この曲は何故か弾けないと言われ、自分で弾きなさいと言われた想い出が・・(^^;)
問題は、クライスラーの「愛の喜び」だ。これは私には無理だ。一寸速すぎる。この速度で正確なリズム、軽くしっかりした音で、かつ優雅にウイーン風に弾くなんて、出来ない。各パートに回ってくるチャーミングなメロディはなるべく弾かないようにしようと思うが、どうしてもクセで弾いてしまう(^^;) 日頃弾かない練習なんてしてないからなぁ・・サイレントチェロが欲しい(^_^) 何とかあと一週間で弾くフリがちゃんと出来るようにしたい。
本番は、本業の忙しい合間の月末だ。内輪の会だから、蒼々たるチェリスト(私を除く)が結集するのに招待者以外は聴くことは出来ないのがもったいない・・。
そうそう、楽器を弾かなければこっちのもんだ・・夕食を食べていなかったのでこの辺でどこか美味しいところない?と聞いたら、まりこちゃんやK川ちゃんが、にこにこして、ここが美味しいです!と言う。何屋さんなの「洋食です」何が美味しいの?「唐揚げとか・・」!??他には?「ハンバーグも美味しいです」・・他には?「グラタンも」・・あのさ、それってお子様ランチの王道メニューじゃないの「(^_^)にこにこ(^_^) それにチェロを置く場所もあるんです!」 わ、わかった じゃ帰りに行ってみるね。
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