月末のホスピスでのコンサートに向けて渋谷にて第1回目の練習。今日は雨だったので、前の大雪に懲りて用心の長靴だ。今回は、フルート2人、バイオリン2人、ボーカル1人、ピアノ2人、チェロ1人。持ち寄った曲をそれぞれ演奏して時間を計り、選別していく。
世代によって,聴いたことないと言う曲が違う(^_^) しかし、ホスピスには70過ぎの患者さんが多いけれど、その家族や病院スタッフには若い人もいるし,皆大変な思いをしていて、その人達すべてがこのコンサートを楽しむ事になるので、幅広い選曲をすることもある程度は許されるはず。病院には遺族会というものがあり、そこでの話し合いなどでも,このコンサートが生前最後の楽しみであったというようなことも言われたりするらしい。家族そろって病棟内コンサートを記念撮影するのも恒例になっている。その時は皆笑顔で記念写真を撮る。
今回が初めての参加という方もいる。こういう活動は,手を上げてみたものの、最初の参加に踏み切るかどうかずいぶん悩むものだと思う。練習の見学は自由なので,様子を見てみたら良いでしょう。
さて、今回は,初めてチェロのソロで「白鳥」を弾くことにした。サンサーンスの「白鳥」かドヴォルザークの「母の教えたまいし歌」・・これは私の亡き母が,私が弾いて聴かせた曲の中で好きだった曲。だから、特にクラシックが好きだという人でなくても,あぁ、良い曲だなと思う曲だと思う。ピアノのノクターンや,チェロの白鳥,バイオリンのタイスなどは、その楽器の名曲の1つ。名曲と言われるものは断然違うので、演奏の上手下手に関係なくまじめにちゃんと弾きさえすれば誰が聴いても良いのだ。特上の松阪牛を使ったらよほどでたらめで無い限りどうやっても一定以上のおいしいステーキが作れる。コックの腕が発揮されるのは、何でも無い豚ロースをどうやっておいしく食べさせるかと言う時だ。だから、おいしいものを食べさせたいと思ってるのに、本マグロのおいしい中トロを前に、上手に切れないから食べさせられないとか、白鳥を上手に弾けないからなどと遠慮するのは生意気というものだ、と飛躍して考えておく(^^;)。
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