今日は、3月に行われるチェロアンサンブルの演奏に備えて自主練習会の2回目。自主練習会の以前に自己練習がまだできていないが、自分一人で工夫するより仲間に相談したり演奏を聴いたりした方が実践的だ。今回は1番パートで、ハイポジションが多くて難しいとはいえ練習さえすれば解決してしまうから気が楽ともいえる。メロディパートは落ちる心配がないし,アンサンブルの難しい所もあまりない。とは言っても、延々と早いパッセージを高音域で続くのは,相当練習しないと目と指が追いつかない(^^;)
西部の名保安官、ワイアットアープが 早撃ちのコツを聞かれて答えた言葉「正確に当てること」
これがどんなに正しいか分かる人は苦労している人だ。つまり、間違ったまま,でたらめに速く弾くことを練習するというのは,間違える練習をしているようなものだから,後から,それを修正するのには、それまで練習に要した時間の3倍の時間が更にかかる。修正しないで最初から合理的で正しい音で弾く練習をじっくりやれば無駄な時間はいらない。楽器の練習の場合、正しい音というのは大きな快感を伴うので学習効果は高いと言える。逆に、間違った方法で苦労をするのは、単に愚かだと知るべきだ。
先日、iPhone用の無料メトロノームアプリを探していたら、楽器練習のために好適なものを見つけた。チューナーもついていてピッチの変更もできる。問題のメトロノームの音も電子音だけでなく、木魚風のもの、シンバル、などなど好きなものを選べる。さらに、何小節演奏するかを設定して,そのテンポを少しづつ上げながら繰り返し演奏するモードなども充実している。
Smart Metronome練習が楽しくなるメトロノーム というもの
例によって余計なことだが
このことは他のことにも敷衍できる。たとえば、私は(強大な守護霊のせいか)何事につけてもあまり苦労した経験がない。だから、苦労ということについて、それを尊ぶ習慣がない。苦労が人を作るなんて言うけど、それより苦労によってつぶされた人間の方が遙かに多いだろう。(たとえばいじめられて育って良いことなんかない。)だから、苦労なんかしなくて済むならなるべくしないように工夫すべきだ。苦労を美化するのは奴隷根性とも言える。(このことについては、英国の哲学者バートランド・ラッセルに「怠惰への賛歌」というとてもおもしろい本がある) 若いときの苦労は買ってでもせよ、とも言われていたが、それより、なるべくサボって楽ができるように懸命に頭を使って工夫すべきだ。どっちにしろ(「愚かな苦労」とは別に)望まなくても否応なく苦労することはあるのだから・・。
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