50年ぶりにやってきた斑鳩の里。近鉄筒井駅からバスで数分、法起寺口で下車し、法輪寺、そして法隆寺へと歩く。昔畑に土の路だったところが舗装されて里が分断されたイメージだが、おおむね変わらないのどかな風景が広がり、寺の塔がくっきりと遙かから見通せる。
法隆寺は、最初に来た中学の修学旅行では全くなんの印象もないが、今回は、感動するものが沢山ある。どれ1つとってもそれだけで名所になってしまう。どれも国宝。素晴らしい飛鳥時代の仏像がふんだんにあり、2時間以上ここで過ごした。もっともっとゆっくり見ていたい・・。
何故か、カザルスのエルベンドレルの生家を訪ねた時のような感慨を覚える。懐かしいような、やっと来たと言うか、青春時代の感動に再び会えたような・・。古代の人々の思いや息吹がそのまま伝わってくるような圧倒的な存在感、こんなものがそのまま残っているなんて奇跡的だ。勉強し直してもう1度やってきたい。
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