水辺の桜を求めて今日は山科へ。山科疎水と毘沙門堂のしだれ桜。
私の好きな山桜。ソメイヨシノは花が咲き終わって葉が出るが、山桜は葉と一緒に花が咲く。
今日のおやつは 壬生の「たから餅老舗」の和菓子。一番気に入っている店。なんと言っても老夫婦2人だけでやっている小さな店、ご主人は創意工夫に溢れすべてオリジナル。その技は和菓子職人の特別表彰を受けているほど。見かけは同じでも他の店とは違う味の工夫がある。1500種類以上ある京菓子のいずれにもないものを作ろうと新しいものに取り組んでいる。半径500m位の範囲の常連さんが相手だから、手を抜くこともないし、日持ちの心配もいらない。右下の「イチゴの苺」というのは餡は使わず道明寺と一粒の甘王だけ。これがおいしい。はるばる買いに来る価値がある。どんなものどんなことでも大切にしたいのは、その作り手の心だ。それが分からなければ生きて楽しいことはない。
夜は京都在住の食通のご夫妻の案内で、そば懐石の店に。昔の豪商の迎賓館だった建物に手を加えて作られたもの。大きなしだれ桜が迎える坂を上ったところにある。
料理は、契約農家から直に仕入れた野菜を中心に様々な工夫が施され、これまた見事な器に盛られて提供される。ご主人も従業員も実にフレンドリーでサービス精神に溢れていて、ついつい3時間も長居してしまった。
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