私はとっくに不在者投票を済ませてあるが、私の投票行動は50年近くいつも同じ。時の状況・政策なんて殆ど関係ない。殆どの場合官僚が政策は決めているのだし、プロフェッショナルな集団で、概ね個人の思想や利得に惑わされず実務的で穏便妥当な方向に修練されると思う。無教養で人気取りだけが目当ての政治屋よりよほど信頼出来る。そこに国民の意思をどう反映させるかの役目を担うのが(本来は直接民主制を目指すべきだがとりあえず)政治家だと思う。主権在民である。中学の時図書館で読んだ日本国憲法に感動して、日本はなんて良い国なんだろうと思った。ところが、この国の為政者はどうも民主主義を理解していないし、むしろ(基本的人権すら)否定するものさえいるようだ。だから、この国に本当に民主主義を定着させる為に投票する。
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民主主義の実現のためには表現の自由はとても大事な事だから、それに反する言動をする政治家には投票しない。国民より国家を優先する議員・政党にも投票しない。そういうことの方が細かな政策(どうせ当てにならない)より大切。というか、たとえ間違った政策であっても、国民が十分にそのことを知って、真に望んだのであれば仕方ないし、政策は手直しも変更も出来る。民主主義が機能する限り、長い時間で見れば小さな問題だ。現状では、政策は言葉だけで期待を持たせ、国民を欺き、権力を背景にまるで中国のように政権批判を封じ言論統制をしてでもひたすら多数をとって、本当の狙いは民主主義という面倒なものを変えてしまおうという狐憑きのような輩が大手を振って出てこようとしている。白昼堂々そんなことが出来るはずがないと思っているのは浅はか。何とも野蛮な事だが、出来てからでは遅い。まさかそんな馬鹿なことがとたかをくくっている間に起きたナチスの台頭を見れば明らか。世界が日本に様々な警告を発している現状を思うべきである。
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