年寄りの冷や水、と言う言葉があるが、これは、年寄りなのにその自覚がない人の話なんだと納得。もう1年以上長きにわたって,右肩が痛いということで整形外科に行ったり,自分で色々工夫してみたりしたが,近頃は,左足が張った感じで曲げるのも伸ばすのも痛くなってきた。首のストレッチを数日続けたら,かなり改善したようだったし、右肩に関しては殆ど気にならなくなって,左足もよくなったと思ったが左足は又ぶり返し。
きょう、20年来の弦楽合奏の合宿で幹事の方が挨拶に見え、そこで、肩が痛くてボーイングが半分しかできない、とか、そんな話をしたら、自分のその経験があり,医者に言わせると,筋肉の衰えだとのこと。それでダンベル体操をしたら改善した、と。歳をとるとあるとき突然痛くなったりするらしい。突然起こるから,老化とか思わない、というわけだ。運動をすると共に,肉を食べるようにして筋肉を作るのが大事らしい。ダイエットなんてしてないでしょうねと、言われたらしいが、それは私だ。そういえば、ダイエットを少し心がけているので、朝は、普通なら卵とかハムとか食べるだろうけど、グラノーラと牛乳だけ。食べることに関心が薄くなって食べるのが面倒。昼はそばとかそういうもの、夜は普通だが,良質タンパクを意識して摂るような事はしていない。運動もしていない。要するに、これでは筋肉がどんどん落ちていくと言うことだろう。日野原先生は週に1度牛ステーキを250g食べるらしいが、そういういことか。そういう話を聞いてもふ〜んとしか思っていなかったが。チェロをずっと練習して座りっぱなしのあととか,運転のあととか,足を動かさないでいると、こわばってしまう。段々死人のような体になっているのかも知れない。
というわけで、原因が思い当たるので,これから改善しよう。長生きしたいとは思わないが、不便とか痛いとかは困る。
昔は、年寄りが健康の話とか病院の話ばかりするらしいのを聞いて、そんなに長生きしたいのか、と冷ややかに思っていたが、そういうことではないんだなぁ。そういう人もいるとは思うけれど、私のように,別に健康とか気にしてなくても、困ったことがおきてくるから、ただそれだけ。
その時になれば分かる,とは思うけれど、まだ、縁が無いと思っている人も、やがてそういうときが来る。そうなる前に,あるいはそうなったらすぐ、そういえばこういうことかと思い出して欲しい。そうでないと訳の分からないまま痛みに耐えながら無駄に時間を過ごすことになる。父は、70歳、80歳でガクッガクッと来ると言っていた。少しずつ老化するのではない。あるとき突然気が付くのだ。これがそういうことだったのか! 人間は愚かなものだ、散々言われていても,痛い目に遭ってから初めて、そうだったのか!と気が付く。
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