ブラームスのピアノ四重奏曲は大好きだ。なんと言ってもチェロが重要なテーマを次々と弾く。特に第3楽章におかれたAndanteはロマンチックで,チェロは美しいテーマを弾くので、チェリストにとっては宝物。第3番のAndanteは、開始早々チェロが延々とソロを弾くので他のメンバーから顰蹙を買うこともある?が、この第1番の場合は,弦のユニゾンで始まるので堂々と弾ける?
そもそも、大好きな曲を大好きだ,素晴らしいとかいう人は少なくて,皆遠慮がちに演奏していることが多い気がする。「アメリカ」なんて誰だって文句なく好きなはずで何度でも弾きたいはずだが,有名すぎてなかなか言い出さない(でも、いつも斜に構えたようなビオリストもアメリカを弾くかと言われたら喜んで弾く)。割と気楽にやろうというのはブラームスの弦楽六重奏曲だ。たまたま6人いればこれしかないということもあり衆議一決する。もちろん皆弾きたくて仕方が無いが、そうは言わない(^_^) 本当は,皆が大好きな曲を弾くのが一番楽しいはず,仕方なく付き合うような人が混じってはいけない。技量に違いがあってもそれはそれで、何よりその音楽が好きで演奏することが楽しくなくてはアンサンブルの意味が無い。
それはそうとして、アンサンブルでは、雑音のない綺麗な粒だった音を出せるように練習しなくては・・チェックしてみると,短い音でも弓が弦と直角を保つと言うことが大事だと改めて思う。小さな事から練り込んで良い演奏をしたい。いつまでも下手の横好きではいけない。好きこそものの上手なれだ。
とりあえず,第3番の第3楽章をバッチリやろう(^_^) なんと美しい曲でしょう!演奏する人も聴く人も幸せだ・・。もっとも、ブラームスが嫌いという人は,こういうのが嫌いというかも(^^;)
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