今日は、朝から山中湖へ日帰り。3年に1度の保健衛生講習会に出席。つまらない話を2時間近く聞いて、シールをもらい、山中湖の家の庭から石と苔を車に積み込み、帰りに平塚のMさんの工房にて、2週間前に預けておいた弓を受け取る。
人づて聞いていた黒っぽい馬毛だ。高級そうな感じがするが、値段は変わらないとのこと。毛の太さが通常の1,5倍ほどあり、丈夫で、松脂を付けなくても音がするくらいで、ワイルドな感じで、ビオラやチェロにはぴったり、とのこと。で、この毛替えの料金は?○○○円、えっ安いなぁ「もっと払いたい?」いや、安い方がよいから・・と言うわけで、普通の楽器店の2割くらい安い。
ところで、衛生管理責任者手帳というものを久しぶりに見ると、何しろ今から30年以上前の写真だ。若いなぁ・・
昔は10年というのは想像もつかないくらい長い時間と思っていたけれど、50を過ぎる頃から10年なんてあっという間だと分かった。だから、何事も、できると思ってコツコツやるのが一番だ。チェロなんか、すぐに弾けないと駄目な気がするが、1年がかりなら少しは進歩する、10年もやったら出来ないことなんかないだろう。10年がかりで達成するつもりで練習すればよかった、それが30年前に分かっていたら、もの凄く上手になったはずだ。今更、だが。ま、そんなものだ。
後悔しないために、時間は十分あるのだから、私のお勧めは、良い弓と良い楽器を早く手に入れること。上手にならないから必要ないとか、この先そんなに弾けないからもったいない、とかそのような考えは間違い。早く上手になるには良い道具を手にすること。これは料理人でも良い包丁、大工なら素晴らしいカンナやのみ、そういう道具を持たなければ良い仕事はできっこない。良い道具が良い仕事を教えてくれるのだ。
人生、後悔することが多すぎる気がするが、昨日、弦の交換をした。低弦2本だけだが、半年前に上の2本を交換した時、普通は4本1度に替えるのだが、もったいないので低弦をサボった。近頃どうも音が良くないなぁ、ということで、替えてみた。そうしたら、効果抜群、低弦だけでなく高音の音色が違う。つまらない音で練習するのは時間の無駄だ、もっと早く替えれば良かった・・いつまでたってもこんなことの繰り返し・・・
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