母から譲り受けた茶道で使う鉄瓶、冬になると火鉢や石油ストーブの上で使っていたが手入れが悪く中がさびだらけになってしまった。そこで、ネットで調べたら、様々なサイトでさび止め法が伝授されていた。こんなことならもっと早くやれば良かった・・。
大納得!「誰でも簡単にすぐ出来る」便利さや経済性、物質文明に対して、心だとか、ゆとりだの豊かさと言うのは簡単だが、具体的にどうするのか、その答えの1つだ。生活の全ての面で原始生活に戻ることは出来ないが、1つや2つあえて不便さを楽しめるようになれば良い。歳をとってきたらそれが可能になる。趣味がなくて老後が困るというような人、心配はいらない。時を育てる手立ては沢山ある。このサイトに書かれている含蓄ある言葉の数々、なるほどそうだったのか・・鉄瓶の手入れの話だけではなく、現代の生活がどういう物かと言うことが分かる。何故、鉄瓶がさびるようになったのか、その1つは、浄水器などで水のミネラル分をとってしまうから湯垢(カルシウムによってできる)がつかないから・・
現代の日本人はフランスやアメリカのように鉄分を自然に補給するような考えはないから鉄分不足になっている。フッ素加工したフライパンを使い、電気ポットでお湯を沸かしていたら鉄分をとる機会がなくなる。過剰な防菌対策や便利さ優先の食生活・・などで肉体が弱くなっている。正しい生活をしないで医療対策ばかりに関心が行っているのは本末転倒だ。正しい生活と言うより、本当に楽しい生活を取り戻すことが必要ではないだろうか。楽しい生活とは、不便な生活とも言える。というか、便利だと言うことが一体何の得があるのか、便利と言うことは手間が省ける、労力と時間に余裕が出来るということだろう。で、その余った時間を何に使うのか、ということだ。
ともかく、書かれたとおり、茶殻を入れて30分以上沸騰させそのお湯を捨てて再び水を入れて沸騰・・これを3回繰り返した状態。お茶のカテキンと鉄が化合して皮膜が作られ黒くなってきた。
ただ本当の使い方は、ガスコンロでは火に水分があるので、私の嫌いなIHコンロか、昔ながらの炭火が(鉄瓶の表面をさびさせないためには)よいらしい。(逆に言えば、IHヒーターを使っている人は鉄瓶がよい。)再び火鉢を使おうかな・・冬は、火鉢で餅を焼き、お汁粉を温めて頂く、鉄瓶のお湯がいつもちんちん沸いている・・こういう景色・・ただそういう生活には戻れないだろうが。
2年ほど前、一冬火鉢に炭を入れて常に使っていたことがある。なかなか気持ちの良いものだが、経費がかかる。炭は高い(^^;) 炭を作るための特製ドラム缶も持っているが、匂いがご近所に迷惑かも・・何しろ近頃の方は、たき火の匂いも嫌い(嫌いなだけなら良いが我慢できない)、ご近所の楽しいバーベキューも季節のサンマも、全部嫌いだ。子供の声も嫌い・・で、自分の嫌いな物には文句を言うのが当たり前だと思っているらしい。炭焼きの匂いなんてとんでもないだろう(たしかにとんでもないかも(^_^))
それはともかく、火鉢で常にお湯を沸かしているとついついお茶ばかり飲んでお腹がたっぷんたっぷんになるのも問題だ(^_^) それに、炭に火を付けるのでも、最近のガスコンロは安全装置が働いて、炭起こしが上手く使えない、これが一番の問題。
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