アンプは、ONKYOのネットワークCDレシーバー、CR-N765というもの。N755と言うのを中古で買ったが不具合があり返品、やっぱりこういうものは新品、といっても型落ち品で安かった。3万円しない安物だが、その機能はすごい、やりたいことが全部出来る。だから、半世紀前のQUADのアンプも、MaranzのCDプレイヤーCD23-DAも往年の名カメラROLLEI35TEと並んでビンテージ品として飾り物になった。レコードプレイヤーも、DENONのUSBメモリーを使ってダビングできるもの。安いだけあってちょっと情けないが実用的にはこれで足りる。スピーカーはMONITOR AUDIO社のRadius90と言うのを壁に取り付けた。夜、パールマンのバイオリンで、サンサーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」とかショーソンの「詩曲」をLPで聴く。やっぱりいいなぁ・・
CDよりLPのほうが音が良い、という人もいるが、音に関してだけならそうかなぁと思う。分からない、けれど、水清くして不魚住、LP のノイジーなところが理屈抜きに良いと感じる。そこに安心感があり、CDの音は冷たいと感じてしまうのだろう。ブエナビスタ ソーシャルクラブのCDを聴いたときの感動は、調律の狂ったピアノやノイズ、ピタリとは合わないアンサンブルが、どんな条件でも音楽をエンジョイする人間味を感じさせる大きな要素だ。そこには物語、ドラマがある。下手くそなアマチュアとは違う。
別に完璧な技術とか純粋な良い音?を聴きたいわけではないので、豊かな時を過ごせるのはどっちか、と言うことになるだろう。「夜の最も静かなる時」を大切にしよう。
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