前回10日前のアジサイと比べるとすっかり色が濃く多彩になった。ピークは3日ほど前だったようだが、今年は例年になくどの木も草も花付きが良い。冬の雪のせいだろうか。
どうせなら、ベンチでも置いて自動販売機を設置したら、結構収入になると思うが、ゴミを落としていくのも多いだろうし、きっと、ピンポンして、トイレ貸してください、なんてのが増えるだろう。私がいつも行く小町通りの理髪店でも、トイレを貸してくれと入ってくる人がいるらしい。通行人にトイレを貸す理髪店なんてあるわけないと思うが、近頃の人はお構いなし、自分の思うがまま・・?非常識なことを平気でやって面白がっているテレビの影響もあるだろうか。
シーズンともなると沢山の観光客がうちの前を通っていく。声はよく響くので、話の内容が分かる、と言うか、静かな住宅地を大勢でぞろぞろ声も落とさず話すのを聞いていると(電話しながら歩くのは止めて欲しい、うるさい)、かなり嘘、マチガイが多い。まず、道路から見える櫓を防空壕という人が多い、木の名前や花の名前を教える人もかなり多いが、うちのは木蓮でコブシじゃない、それはビヨウヤナギと言います、その木は桂です、さくらじゃありません、それボタンじゃないよ日本シャクナゲ・・・しかし、ともかくここは老人ばかり住んでいる閑静な住宅地なんですから、静かに声を落として大人の話し方をしてくださいね、20mくらい先まで響き渡っているんですから。グループで列をなして歩いてくる所へ車がやってくると、後ろから「車が来たよ〜!」「くるまぁ!・・」とウエイブするのも何とかならんだろうか・・。
とか何とか文句言ってるようだけど、老後は、きっと病気で寝ていても、小学生の走る音や、おばさん達のくだらないお喋り、「くるまぁ!」という声が響いて、きっとぼけ防止になり、日常の刺激となってこの世に生きている実感が得られるのかも知れない。これはこれで大切な事だ。それまでの日常と隔絶した病院の一室で静かな?時を過ごしたりするより、日常生活の雑音の中にいる方がきっと幸せだろう。子供が子供部屋を与えられて1人で静かに勉強するより、おかぁさんの姿が見える食堂で勉強する方が落ち着くのと同じだ。?
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