最近試したチェログッズ。このところ私の周りではエンドピンストッパーを新調する人が何人かいて、それも試させてもらった。それなりの効果はあるが、私も沢山持っていて試してきたし、チェロ演奏台も持っているし、現在のドイツ製のステンレス板のもので満足している。切りがない。そもそも床を傷つけずに絶対に滑らない紐なしストッパーなるものはない。それより楽器そのものあるいはその附着物を改善する方が面倒がない(?)
そこで試したのが、毛利巨塵氏監修のエンドピン「シングルアイ」とアジャスターネジ「ソノリテAS」。
このエンドピンの効果が大きかったので、ソノリテASブラックというアジャスタネジもいきなり購入してみた。ところが残念ながら、私のテールピースに付いているアジャスターは特殊らしくネジが入らなかった。泣く泣く返品することにしたが、くやしいのでサブのスズキチェロで試してみた。ハッキリとした成果がある。シングルアイ同様、音が大きくなる。こんなネジ1本で、と最初は驚くが、テールピースのケーブル1本でも、倍音がゆたかになり、エンドピンストッパーの素材でも音が変わるのだから、楽器はどの1点でも音の改善につながるのだ。試したい人は、私に会った時にお申し出ください(^_^) 4本1セットで2万円と高価ではあるが、チェロの弦を買ったと思えば、永久に使えるのだから・・。ともかく嘘かほんとか試して見ないと分からない。
ところで、このネジを使いたいがために、テールピースを取り替えてしまおうかという気がムラムラと・・(^^;) せっかく職人が黒檀から削り出した手間とお金が掛かったものなので勇気がいるが。テールピースも左右対称でなく斜めになったものがいくつか販売されている。これはおいそれと試せないので、使っている人の意見を聞くしかないが、良いんじゃないか程度ではちょっと・・・自分の楽器には沢山の欠点があっても愛着があり、この楽器のために職人さんが色々と手を掛けてくれた歴史もあり、それら全てを含めてのチェロ人生なので、色々と悩ましい・・・。
関係ないが、チェロと結婚生活は似ている。人は、結婚する前相手の良い所ばかり強調して見える。そして、結婚してから色々と相手の欠点などが見えてきてそれが互いに増幅して最後は破局にいたる場合もある。それが悪いとか何とか批判する気はないが、でも、人は何故離婚しないのか、結婚とはどういうことか。相手が優秀だから美人だから気が利いているから・・ではなく、「春の日の花と輝く」という歌にもあるように、老いさらばえて昔とはすっかり変わり病に悩むことがあっても、そもそも人を愛すると言うことは、その弱さや愚かさの故だからだと思う。部外者の余計な想像だが、キリストとはそういう人だったのではないだろうか。
とはいえ、人が浮気をして2号さん(古い言い方)を持つ気持ちもよく分かる。実生活ではなく、以前比較的若いフランスの美女チェロを購入してそう思った。
ねじからだったんですね。新しいテールピースに、ソノリテがハマりますように。クロームモリブデン鋼。。石つきのも可愛いですね。四つ色違いだったら良いのに。、といいましても2号さんチェロ(こらこら)に欠点ありません😃👍
投稿情報: K | 2018-07-30 12:14
kさん こんにちは
音が大きくなる、良くなるというものを、テールピース、ネジ、弦、エンドピン、ストッパーなど全部そろえたらすごく良くなるのかどうか、と言うと、そう上手くはいかない気がします。楽器との相性もあるでしょうし、実際、試しながら試行錯誤が必要でしょう。ただ、そういう手段があると言うことは知っていた方が良いと思います。こういうのは、料理の出汁のとり方に似ていて、合わせ出汁を上手く使ってよりおいしいものが出来る事もあれば、つゆ自慢の尊大なラーメン屋みたいにやたらに混ぜて味が濁りスッキリしないまずいものになるかも知れないし・・
投稿情報: goshu | 2018-08-02 16:36