京都国立近代美術館で、生誕110年記念の魁夷展が開かれているので行ってみた。圧巻は、唐招提寺御影堂障壁画の再現展示だ。数ある社寺の中でも唐招提寺の建物にはその威厳と深みに圧倒されるが、その中に描かれたこの障壁画もまたたとえようもなく素晴らしい。
この回顧展は10月8日までとなっている。是非見ていただきたい。
後、強く印象に残ったのは木枯らしと題された作品。右に登りながらカーブするいつもの?構図、そこに木枯らしに舞う多数の葉、それがキラキラと金色に輝いて見える。人生の最後を思わせながら、寂しさより輝きのような・・よく見たら、89歳、死の前年の作品だった。
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