先日の台風24号の風はすさまじかったらしい。山中湖のこの辺りは、これまで富士山と林に守られて台風の被害は殆ど無かったのだが、今回は、木があちこちで倒れ、半日停電となり、我が家の周りも至る所で被害甚大に。隣の別荘も唐松が3本倒れ、そのうち1本は隣家の電線をなぎ倒した。近くの親しい別荘では、道路の反対側の唐松が倒れて屋根に突き刺さり、天井に穴が開いて応急処置はしたものの雨漏りが未だに続いている。
幸い、我が家はだいぶ以前に庭の唐松の殆どを伐採したので、風による被害は全くなかった。唐松は樹齢70年もたてば限界のようだ。最初は、唐松の紅葉が美しいとかで、1本も切らずに眺めていたが、村の人は、家を建てる時に全部切ってしまう。風情のないことだと思っていたが、理由があるのだ。
裏の道路は、何本も唐松が倒れ電線が垂れ下がっている。これらを整備するには相当の時間がかかるだろう。
私たちは留守にしていた(というか早めに退避していた)が、住民は夜怖くて眠れなかったという。風がひどく建物が揺れ、周りの木がドカンと割れたり倒れたり、きっと戦場のような様子だったに違いない。いなくて良かったねと言われたが、本当にそうだ。
近頃自然災害が全国でひどくて、他人事とは思えない。災害があってもお金持ちはどうにでもなるが、貧富の差が広がっている日本で、普通の人はどうしたらよいのか・・これまで経験したことのない自然災害はこれからも拡大していくのだろうか。
個人的な邪念にとらわれて改憲を叫ぶ暇があったら、実際的現実的に、日本を襲ってくる自然災害に対して備えて欲しい。
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