嵐山では必ず嵐山公園の展望台に上る。ボ〜〜と言う汽笛の後から,トロッコ列車のオレンジ色のの車体が走ってくるが、紅葉の木立の中を抜けてくるので写真には写らない。
御土居とは「土木工事をたく」の秀吉が京都の大幅な区画整理をした際作った「京都」をぐるりと囲む深い土塁の遺構だ。
京都に紅葉の名所は数限りなくあるが、ただただ美しい永観堂と自然な風情のこの御土居が双璧ではないだろうか。
ともかく、私は北野天満宮が京都で一番好きだ。こじんまりとして偉そうでない、周囲の地域の人々、沢山の大衆によって愛されて来たと言う感じがする。例えば,今日の御土居の一班公開の入場料は800円だが、茶菓子券ががついていて、茶席でお菓子とお茶が楽しめる。こんなことする所は他に知らない。また、節分祭の豆まきで、八坂神社なんか,舞妓さんや宮司が沢山壇上に並ぶが手前数列にしか豆は届かない。ところが、天満宮の宮司は、フリスビーのように遠くまで全ての人に福が届くように豆の袋を投げてくれるのだ(これは有名)。念のため、八坂神社はただの落花生だけ、天満宮は、舞妓さんの絵の入った特製の紙の袋に入ったものを投げる。参拝を終えて帰る時、門の端には神社からの暖かいメッセージが書かれた立て札が立っている・・すべからく行き届いているのだ。
これらは午前中に終えて,昼食はウィスティン都ホテル京都で、ランチ。妻の70歳の誕生日祝いなり。私はまだあと1週間は60台だが70というのはちょっとショックだ。言い訳できない高齢者という感じ。実際にガクッと衰えるのは75歳と言うことらしいが、これからどうなることやら・・。
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