我が家では、東北から西まで月が昇ってからずっと綺麗に見ることが出来る。京都の桂離宮も銀閣寺も、観月のための特別な装置ともなっている。月を愛でるのは公家の雅な文化。そもそも、これらの建物は別荘だから、一般の住居と違って、芸術的な明確な意図を持って作られている。たった一晩の接待や楽しみのためだけに造営するというのは何という贅沢か。しかし、今日それは国宝となり貴重な文化遺産となっている。2020オリンピックで浮かれているが、そんなもののために莫大な税金を費やして、一部の業者や政治家やらが利権を貪り、50年後にはただのくず鉄になる・・・
それはともかく、私は、家のことでは陽当たりをそれほど重視しないが、朝日は好きなので、長らく朝日の当たる家に住んできた。それはとりもなおさず月見に適しているということでもある。それだけでも幸せなこと。
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