庭にヤマガラが姿を現した。このところ、メジロ、シジュウカラ、アオゲラ、セキレイ・・など色々な鳥がやってくるが、紅葉の写真を撮っていたら、2m位の近くにヤマガラがやってきた。ヤマガラは、手に乗せた餌を食べたりする位人を恐れない鷹揚な性格の小鳥だ。おみくじを引いたりするのに使われたりするのもこの鳥。
昔、山中湖で冬を過ごしていた時期、木の枝に餌を入れたかごをぶら下げて鳥の観察をするともなくしていると、色々な鳥の性格が分かってくる。アトリなど渡り鳥は気性が荒く、餌を独占しようとして近づく鳥を威嚇したり、追い出したりする。シジュウカラなどは、遠巻きにして順番を待つしか無いが、ヤマガラは、わざわざ喧嘩を仕掛けることもないが恐れることもないという感じで、マイペースでかごにやってくる。アトリもヤマガラには一目置いている感じで、突っついたりもしない。要するに動じないものを脅かしても仕方ないということか。
それに引き換え、体は何倍も大きいのに一番気が小さいのは、アカゲラなどのキツツキだ。シジュウカラなどがついばんでいるのを遠くで隠れて見ていて、いなくなったのを見てかごにやってきて不器用に餌をとろうとしても、近くに鳥の音がするとさっと逃げ出してしまう。思うに、あのくちばしは木をつついて中の虫を捕る為で、攻撃には使えないから弱いと言うことだろうか。
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