今月お墓を購入したついでに葬式についてちょっとだけ考えた。(^_^) で、大学生の頃初めてこの曲を聴いた時から、自分の葬式にはこの曲を掛けたいと思ったのが、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番の第2楽章だ。仏式のお経や荘厳な雰囲気も悪くはないが、列席者に何が伝わるのか・・。お経は、1つのお説教、聴く人への慰めや忠告のようなものだと聞いた事がある、それなら、葬儀のあり方の基本的な考えは私と同じだ。と言うより、この曲は、死者を悼むのではなく、亡き人から残されたものへのメッセージ、慰めだと強く思う。お経でも音楽でも何でも良いが、それは1つのメッセージだ。死とは無である、それが何であるかは誰も知らない、「無記」「生は一時の位なり、死も一時の位なり」それは想像を超えている。永遠に生きるものだと漠然と信じ、死など想像も出来ない親の死にあたり、悲しみや一抹の空虚感、無力感や後悔の念に暮れる者への死者の残した慰めの音楽。静かで穏やかな、そしてすべてを慈しむような愛情に満ちたこの音楽の姿・・。
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