1ヶ月ぶりのレッスン。この間、母が白内障の手術の為入院し、見舞い、看病などで、東京と宿泊付き往復の日々で、練習がままならなかったので。
今日は、久しぶりということで、4オクターブの音階練習をいきなり。それと、Dotzauerの24.26.27番をみっちりと。それから、投資の話をした後(^_^;)、バッハのプレリュードも
Dotzauer は、いつものことながら、拡張形で1の指が上がり気味になり、4の指が下がり気味になる点の注意。ゆっくり確かめながら弾かないと、誤差の範囲の音程ということでどんどん弾いて行くと、どうにもならなくなる(^_^;) 落ち着いてやれば出来るんですが・・・
26、27はセットになっている。コードの形を保って一遍に全部押さえて弾くこと。その場合、指の力を抜くこと。形良く。27のスタッカートは2つの音がきちんと等価になるように注意。
バッハのプレリュード。私のやっているのはカザルス版で、弓の返しが多いバージョン。で、右手だけ練習して、音形が丸くなるように、角を出さないように、全ての音を滑らかに・・・〔これがうまくいく時とそうでもない時と、その時のコンディションでなかなか安定しない・・)この曲の問題点はそれだけ、とのこと。それだけ、と言ってもそれがとーてもたいへん。
右手の、弓の返しについて。アップボーでは人差し指に重心が移動する。あたかも、手の形をしたガラスの容器に水が入っていて、その水が右の小指から左の人差し指に移動して行くかのように、感じなくてはいけない。5本の指のそれぞれの重みが変わるのを感じるようにすること。ゆっくり離して行っても良い。・・・というのだが・・・
とりあえずは、右肘を丸く円運動して、特にアップボーの時、肘から指先を誘導するように〔レッスンビデオでもそうなっている)。これは大変分かりやすく効果的に、音が乗りやすくなる。
「何か夢はないんですか?チェロをやってこうしようとか・・」とまた聞かれた。ないですね、と相変わらず返事をしてしまう。実際、私が22歳位の時にチェロを始めた時から、チェロを練習してどうしようという気は全くないのだから困ってしまう。なんといいましょうか、チェロを練習しているだけで価値があるのである。チェロはどっちかというと、私にとっては修業、戒律・・・そういうものだ。演奏を人に聴かせようとは最初から思っていない。大切なことは真実により近くいること。初めてカザルスを聴いた時から、ここに真実がある、というのが私の確信である。肉体的にも精神的にも、正しい姿勢、心がけで、有る一点を目指して努力すると言うのはそれが何であっても素晴らしいことだ、と思う。
初めまして!
山中湖村HPから飛んできました。
思いもかけずチェロをなさっているという方を発見!
私もチェロがやってみたくて仕方ありません。
チェロは何時から始められたのですか?
もう長くされているのでしょうか?
歳を取っていても始められるでしょうか?
などと質問してみるぐれねこです。
私たち家族は山中湖にはヨットに乗りに行きます。
毎年8月1日の花火にはもう10年近く行ってると思います。
最近出来たらしい「カーリングのリンク」を探していて迷い込んだのですが、良いところを見つけてしまった感じです。。では、また、お邪魔します。
突然やってきて書き込みさせていただいて
ごめんなさい。失礼いたしました。
投稿情報: ぐれねこ | 2006-02-23 13:07
投稿先記事を変更しておきました。テーマと関係ないコメントでしたので。
さて、ご質問の件は、「チェロ弾きへの30の質問」という記事で、私の場合と言うのを掲載していますので、それをごらん下さい。
歳をとってから始められるかどうかと言う質問はよくある愚問(^^)。やりたいかやらなくても良いか、ということです。あなたはおいくつですか?70才以下であれば問題ない、とシュタルケルは言っていました。Never too late と言う本もあります。考えている間に無駄に時が過ぎます。60歳にもうすぐ手が届く頃になって初歩からやっている私が言うのですから、確かです。
始めた途端に、やめておけば良かったと後悔するか、早くやっておけば良かったと後悔するか、後悔はいつでも出来ますから、心配はいりません。でも、やりもしないで、やっておけば良かったと後悔?する人は??宮本武蔵の「独行道」の言葉『吾、事において後悔せず』 時が来ればやるものはやる、その時は全力を挙げて努力しましょう。要するに、本当にやりたいのであれば、出来るかどうかなど考えないものだ、と言うこと。時がまだ熟していないのでしょう。
投稿情報: goshu | 2006-02-23 13:25
今一番気になっているところの記述がありましたので、質問させていただけませんか?
>右手の、弓の返しについて・・・。ゆっくり離して行っても良い。
「ゆっくり離して行っても良い」とは
右手人差し指の事でしょうか?
投稿情報: notari2 | 2006-02-23 14:17
notari2さん こんにちは
弓を持つ指の比重を変えるということです。アップの時、例えば、小指から薬指中指、の順に重さを抜いて、たとえば上げても良いと言うたとえです。実際には添えていると言う感じでしょう。
これだけやるというわけではなく、右肘を使って、指を楽に自由にするという動きも必要と言うこと。
この辺は実際に出来ていないのでなんとも。ただ、手首を折ったり使わないよう、指は楽にするが手首をぐにゃぐにゃにはしない・・と思います。
投稿情報: goshu | 2006-02-23 14:44
ありがとうございました。理解できました。
もう一つ、わがままを言わせてください。
昨年の発表会で1番プレリュードを弾いた以降、今も毎日の練習で数回弾いております。新たに、1年計画で2番プレリュードの練習を始めました。
ぜひ、2番についての練習方法などgoshさんのお話が聞けることを期待しております。(いつの日でもかまいません)
投稿情報: notari2 | 2006-02-23 16:09
notari2さん
弾くのはプレリュードだけですか?私の今後のレッスン予定では、エチュードコンチェルトをはさんで、無伴奏の2番、3番とやることになっているので、夏までには、アップできると思います。
しかし、バッハはいいですね。基礎練習の塊!
投稿情報: goshu | 2006-02-23 19:45