先日、ピアノの合宿があり先生とちょっと最近の学生について話を伺った。昔、新人類とか言う言葉があったが、そんなもんじゃないらしい。
近頃の学生は、自分の好きな曲しか練習しないそうだ。チェルニーをやりましょうと言ってもやりたくないとおっしゃるらしい。(中国人の学生は先生の言われた通りの曲を一生懸命さらうそうだ)
そんなことじゃ大成しないでしょう、アマチュアで趣味でやるなら良いけど・・と言ったら「まぁ、天才以外は趣味ですけどね」・・・そ、そうかぁ・・(^_^;)
で、話は私のチェロの練習について。チェロは自分で音程とか作る楽器だから、基礎練習が欠かせない。昔と違って毎日練習をしていると、少しでもやらないと下手になる気がする。前より上手になったかと思って録音すると全然ひどい・・と言ったら、先生曰く「それは耳がよくなったということですよ」
・・一瞬、そうか進歩しているんだと思ったが、待てよ、つまり、下手なのが分からなかったのが下手だと分かるようになったと言うだけで、基本の「下手」という所は変わっていないんだな・・音楽上の「無知の知」(ソクラテス)・・・(;_;)
あはは...済みません,読んで思わず笑ってしまいました。「やがて悲しき...」ですが。
「天才以外は趣味」ということは,ほとんどすべての音楽関係者が道楽,ということでしょうか。お金を取らないアマの方が罪が軽いのか(笑)。
耳は進歩するが腕はさに非ずということでしょうか。その逆はないだろうなあ...「学んで時に之を習う,亦よろこばしからずや」というのもありますね。
昔弾けなかった曲が今は軽々と弾ける,ということはありますか?私はありません。昔のままか悪化しています。進歩する下手,であります。(笑)
投稿情報: isis | 2006-02-13 21:41
isisさん こんにちは
「昔弾けなかった曲が今は楽々弾ける」ですか。楽々と言うことはないようですが、われながら進歩したと思うのは、左手の脱力(その成果として手首が折れない、疲れない、音程がとりやすくなった・・・です)と右肘の使い方(特にアップボー。その結果、音が太く安定するようになった)でしょうか。他はまだまだですねぇ。・・あぁ、しかし、他人の演奏を見てると、そこがおかしいなぁ、と分かるようになった。自分が克服したこととして。
でも、それってまだまだ小さなことで、曲が上手に弾けるという所までは行かないですね。
でも、ですね。楽器の進歩って、なだらかに上手になるのではなくて、階段を上るようなんですよね。じーっと進歩がない感じで我慢して地道に練習をしていると気がつくと一段上がっている。何もしないでいると下りはエスカレーターで気がつかないうちにどんどん下がる。(^_^;)
投稿情報: goshu | 2006-02-14 09:21
技術的に上手になってもまだまだ先があるってことですね。その技術的なこともままならないわけです,今は(^_^;)。ま,どうせ趣味だからと遊んでいては下りエスカレータ。登りエスカレータは天才だけ。(溜息)
投稿情報: isis | 2006-02-15 00:23
はじめまして。偶然1000人のチェロに出演した方のHPを見つけてドキドキしながらメールを書いています
去年の5月の事ですが、私は1000人のチェロの夜の部で「ダヴィッド・ゲリンガス」の演奏を初めて聴いて、まるで初めてクラシックの演奏に触れたような大きな感動を受けました。
シェンデロバスの「Doの協奏曲」、ご存じですか??
私はチェロの知識がなくてわからないのですが、どうやら2002年に初演された時のCDが出ているようなのです。5月以来自分なりにずっと探しているのですが全く見つからず、チェロに詳しい人なら知っているかも!と思って、ドキドキしながらメールを書いています。ご存じありませんか?
チェロのCDをたくさん取り扱っているような所はどこかありますか?問い合わせができるような所があれば是非教えてください。
投稿情報: chococo | 2006-02-15 00:40