先日のアンサンブルレッスン(こういう雰囲気でした(^^))での数多くの指摘のうちの1つ。
弦をごりごりこすってふるわせるのではなく、駒を通して楽器を響かせ、そして部屋を響かせるように。
でも、これって響く広い部屋があればすぐに分かるけどそうでないとイメージが作りにくいですね。でもそうなんです。ゴーシュホールで練習すればうまくなる
だろうな・・(寒いからわたしもやってない(^^;;)でも、たまにやれば、そうか力づくで弾いても響かないな、最初の発音さえきちんとすれば後はその響
きを保つようにすれば十分響くしその方が音場を作り出せるんだ、と言うことがわかります。弦の弾き方は、ピッチカートと同じ、最初の発音を指でやるか弦で
やるかの違いだけ。
逆に、力を入れたままギーギー楽器をこすると、響きを自分で消していることになるし、美しくないし、アンサンブルでは、ほかの声部の音まで邪魔することになります。だから、アンサンブルは、響くところでみんなで音場を作り出すこと、これがクラシックの音楽だと思います。アンサンブル(=音場=間接音)を聴く耳をもって、そこからフィードバックして自分の音を出す。この瞬時の繰り返し、これがアンサンブルというものなのでしょう。
簡単な曲でも良いから美しく響く音を出したいと思っての日々の練習ですが、
ゴリゴリでした。 力任せで大きい音を出そうと・・消していました。
>弦をごりごりこすってふるわせるのではなく、駒を通して楽器を響かせ、そして部屋を響かせるように
駒を通しての意識って今の私にとっても大きなヒントのように感じました。
発音、脱力、頑張ってみます。
投稿情報: こも | 2008-07-16 19:02
発音は、ピッチカートと同じ理屈。ピッチカートは、弦を指で引っ張っておいてただ離すだけ。弦を引っ張って音を出すのではない。
弓による発音も、重みを乗せ少し横に動かして摩擦の限界で弦を離す、その響きを邪魔しないで持続させるように弾く。
これをゆっくりいつも意識しながら練習すればだんだん音が良くなってくるのだろうと思います。
重みは乗っているか、準備は良いか、・・で、離す。それを響く部屋でやれば、はっきりとして柔らかく深いよい音で響くのが分かります。
・・でも、よい弓を持っていればこれが今よりもっと楽にできる。弓の能力がないと難しいかも(できるけれど)弦の振動に弓のしなやかさが耐えられないとうまくいかない理屈ですね。弓のせいにしてはいけないけれど、よい弓を買うチャンスがあれば、買えると良いですね。その方が早く上達しますから。若くない場合は、道具を良くして、寄り道せずに上達の近道をした方が良いと思います。時は金なり?
投稿情報: goshu | 2008-07-16 19:34