その前の強く歌う部分の後、静かに静かに進行する4小節。この後、この曲の最高音で再び f で弾き始めるのだが、このcalmatoは大変美しい、「客席は水を打ったように静まり返る」のが予想されるところだが、アマチュアの場合、演奏自体がなかなかいつもうるさい(^^)。 アマチュアの苦手な(というかわかっていない)部分だ。
この部分の音の出し方、弾き方を丁寧に教わった。弓を弦の上において、弓の重さだけで、それ以上の重みや圧力を加えない。そして、もう弓のことも弦のことも頭から取り去って、肘から肩をただ動かしてみる。力をとる、1つの方法として、普通に弓を持ち、弓を垂直に立ててみる。この時の親指の付け根の筋肉は力は入っていないはず。この感覚のまま、弓を弦に置く。
こういう風に弾いても、左手はしっかり正しい音程、リズムなどは維持する。
ここが小さくきれいに弾けたら、この曲はすばらしくなるだろう。p といってもその時その場で音楽が要求する質があるから、いつも p はこう弾くと言う訳ではないだろうが、このチェロ4本によるパッサカリアは、堂々とした出だしから、表情豊かな抑揚、呼応し合う各パート、情熱と深い悲しみ・・、再び堂々と、など多彩な表現で最後はオルガンのようにフォルテのまま(クレッシェンドしないで)終わる。チェリストなら誰でも心揺さぶられる名曲である。アンサンブルで発表する機会があったら、メインに据えたいと思っている曲である。
んー、音を聞いて、楽譜を拡大してみて雰囲気はわかりましたけど、
> 弓の重さだけで
これがむずかしいなあ…やっぱり言ってる某さんのからだ全体を生で見てないと。
こう、ハッ…と息を止めないといけないんでしょうね?
投稿情報: yoshi | 2008-07-10 19:08
yoshiさん
音を聴いちゃ駄目ですよ。こう弾いたら指摘された訳なので、悪い例です。低音部は小さな音を出すのが難しいので、(本当は発音さえ良ければ小さな音で弾けるはずなのですが、それが難しいから、弓を押さえ続けて音を出す習慣になっている)動きが目立って聴こえる、全体として静かな1つの響き合いになっていませんよね。ま、そんなことができれば相当なもんですが(^^)
それから、力を抜いて腕の重さで大きい音を出す方が簡単で、小さな音は、その反対をやる訳ですから、腕の上の筋肉を緊張させて重さをかけないようにして弾くことになると思います。アマチュアはPを弾くのが本当に難しい。・・f を弾くのも難しいけど(^^;;
息は止めませんよ。胸式呼吸になるかもしれないけど。息を止めたら固い音になってしまうでしょう。
でもアンサンブルで小さな音をみんなで意思統一してきれいに響かせられたら、それはそれはすばらしいですから、良い目標ですね。
投稿情報: goshu | 2008-07-10 19:55