十年くらい前にいつか弾いてみたい室内楽を集めて1枚のCDにまとめたものがある。一生に一度はちゃんと弾いてみたいと思っている。私はどうもピアノ四重奏と言うのが好きみたい。
ずっと前から室内楽の好きなピアニスト、バイオリン、ビオラ各1名づつを探しているのだが、なかなか同好の士が見つからない。
さて、そのお気に入りのCDの中身は、
ブラームス「ピアノ四重奏第2番 第2楽章Poco Adagio」
ブラームス「ピアノ四重奏第3番 第3楽章Andante」
シューマン「ピアノ四重奏 第3楽章Andante」
プッチーニ「弦楽四重奏のための"菊"」
ウェーベルン「弦楽四重奏のための緩序楽章」
メンデルスゾーン「ピアノトリオ第1番 第2楽章」
1枚には入りきらないが、他に今は弾けないがやがて弾いてみたいのは、
ブラームス:「クラリネット三重奏曲」、「クラリネット五重奏曲」
シューベルト「ピアノ三重奏曲」 1番も2番も!
弾きたい曲はきりがない・・私はチェロのソナタとか協奏曲より、室内楽を本当に楽しみたいと言う気持ちが強い。でも、良い曲は難しく、更に相手を見つけるのが難しい。本当にこの曲が好きだと言う人とでなければ合奏しても楽しくないし・・へたっぴながらも練習をするのは、いつかそのチャンスが巡って来たとき指をくわえて見過ごす事がないようにしたいから・・ただそれだけ。勿論全ての楽譜は持っている(それにほとんどの曲はとりあえず一度は弾いたこともある。)
下積み時代?の練習って、何でもそうだと思うけど、いつ来るか分からないけどやがて巡ってくるだろうチャンスを逃さないためにやるんですよね。願う事は必ず叶う、けれど願うだけでは叶ったチャンスを失うことになる。
それに、どうしたら「今度この曲を一緒にやりましょう」と言ってもらえるか、逆の立場で考えれば、第一に美しい音色。そして正しい音程、相手の音を良く聴く力、対話をする余裕・・やっぱりとても大変なことばかり。だから、いい加減に自己満足で弾いていては駄目。望みが高すぎると言われるかもしれないけれど、すばらしい曲をそれを分かる人と弾けるようになるのは生涯の望みだから。プロじゃないんだから適当に楽しめば良いなんて(自分に対しては)絶対に考えない。
同感のところがいくつか。
1 良い曲は難しく
2 プロじゃないんだから適当に楽しめば良いなんて(自分に対しては)絶対に考えない。
☆特に2は。音楽に向き合うのにプロとかなんとかなんてないから。
メンデルスゾーンのトリオはゾクゾクします。ブラームスのCl.Quintetもチャンスがあればなあ……いや、作りたいな!
と、思っています。
投稿情報: チェロ右衛門 | 2008-12-21 22:22
チェロ右衛門さん こんばんは
ブラームスのクラ5とウェ−ベルンはチェロがどうのではなく、曲がすばらしいですからね。いつか弾きたいですね。
メントリの第2楽章は、徳永健一郎さんがホスピスでの最後のコンサートで演奏したテレビを見ました。最後の力を振り絞って何とか弾ける曲で、きっと好きな曲、思い出の曲だったのでしょう。中間部、チェロがピッチカートを弾いてバイオリンが歌う、あそこはすっごく良いです!何回か弾いた事ありますけどバイオリンは高音で音程が難しいみたいですが(^^;; だからか、良い曲だけどバイオリンがやりたがらない、チェロが気持ち良いのは他のメンバーがやりたがらない・・困ったものです(^^)
後、私がやりたいのにやりたい人が少ないのは、ブラームスなど難しいのに地味だからってこともあるのでしょう。それにブラームスが好きな人と嫌いな人とにはっきり分かれると言うこともあるかも。ブラームスが好きな人はこういうモゴモゴした室内楽が好きなんだと思いますけど(^^)。
投稿情報: goshu | 2008-12-21 23:42
ご無沙汰しています。いつも拝見しています。
プッチーニの「菊」は今年の10月にプッチーニ生誕150年演奏会で弦楽合奏しました。10分足らずの曲ですがきれいな曲ですね。やはり弦楽合奏では自分たちの技術不足がそのまま出てしまいました。
今度同じオケの低弦仲間でペンションセロで合宿しようと話し合っています。いろいろ教えてくださいね。
投稿情報: 手塚賢一 | 2008-12-22 13:25
手塚さん
「菊」(これはイタリアでは喪に服する意味を持つようですね)を弦楽合奏ですか、いいですね。
ウェーベルンの曲も弦楽合奏向きみたい。ブラームスを研究していた学生時代の作品のようでシェーンベルクの影響をもろに受ける前、後期ロマンス派の匂いがぷんぷんする曲です。暗い劇的で情熱的な、そういうのが好きな人にはたまらない曲(^^)です。
投稿情報: goshu | 2008-12-23 12:56