約2ヶ月ぶりにレッスンに。今日もブラームスのソナタ第1楽章。本番が近いのでいつもより細かいというか本番向けのレッスン。最初の4小節くらいで止められて、最初の音の出し方が良くない、と。いきなり何となく弾き始めないで、前の4拍目を感じながら、「4、1」としっかりブラームスらしい深い響きを出す事。
最初の音の出し方でピアニストはその演奏のテンポを理解する。それは様々なアンサンブルに共通したこと。テンポが分かるように弾き始める事。3つ目のシの音程がやや低い、と言うので、15分くらい繰り返し練習。何しろ、誰でも知っている有名な曲だからここで音程が違うと恥ずかしい。
続けて最後まで。同じとこなのに2度目にテーマが出てくる所はちゃんと弾けてますねぇ、どうしてかな・・
ピアノと音がハーモニーが崩れそうな所をいくつか指摘される。実際には音が沢山あるし動くので分からないかもしれないけど・・。音程は微妙(特にシのフラットの音)。
ドシシド ドシシド シララシ 左のドシシドの2つのドの音が違う(ビブラートかけて気持ち良く力が入るとありがちな事)、次のシラはシの音程が少し低い。狭いようで広い広いようで狭い、う〜。音程は合わせなくちゃならないしビブラートはさぼっちゃ駄目。こういう簡単そうな所を正確に弾かないと全体としてやっぱりへたっぴアマチュア。まいいかではよくない。
それと終わりの方の転調の前のファのシャープがやや高くピアノと合わない。(録音して練習しよう)情けないが弾いてるときは全く気がつかない。しかし、わたしの癖でfisは高めにとるようだ。高いようで低い、低いようで高い、音程は難しい。
音程を取るには音のイメージを持つ事が大事。
あと、録音が一番ですね。幸い、iPhoneのアプリで簡単に録音できるので、気楽にやれます。(^-^)v
音は良くないけど、音程やリズムなら分かる。それでチェックして気をつけるだけで大体解決する。面倒だと思わないで録音するのが上達の早道。空想で楽しんでいても上手にはならない。
これまで遊びでもピアノとあわせた事がないというと、では、とピアノで伴奏していただいてもう1回通し練習。ピアノが入ると気持ちがよい。
最初に比べると大分良い、音程がすこし問題あるけど雰囲気は良い、まだ時間があるので大丈夫でしょう と。
とはいえ、ブラームスは素晴らしい。この曲、チェロを始めた30年前、これが弾けたらもういいな、と憧れた曲。その時弾けるようになるとは思っていなかった。この曲を知ってギターをやめてチェロに転向したようなもの。「森の神秘」とも言うべきチェロの深い音色。すこしは近づいた気がする。この曲の出だしの8小節くらいは、聴くのと弾くのでは大違いでなかなか良い音が響かないもの。それがこの数ヶ月でちゃんと(音程は別として(^^))響くようになってきた。楽器の調子もあるけれど響かせるコツが分かってきた気がする。それは必要以上に弦を押さえつけない事、かな。響きをつぶさないというか・・。 でも書くとこんなことコツとして伝わらないですね。評論家の言う結果論みたいな物で(^^) ただ、こういう事って良き循環を作る事が大事ですので、楽器の状態も万全、弓の毛は新しく松脂も良い状態で響く所で無理なく音が出ると言う所から始めないと練習が苦しい。そして多くのアマチュアのおかれた音楽環境は過酷である、と思いますね。世の中の先生はそれを承知で教えて欲しいな。だからレッスン時間は長く、思い切り響かせられる環境を長く味わえるように、とか。
ところで、レッスンに向かう途中で「車家」と言うそば屋で食事した。多摩地区ではこのそば屋がお勧め。
レッスンの後は、この地区にある登録制の業者専門スーパーで連休用の資材購入。中は食材管理のため冷蔵庫の中のように寒いので、アノラックが用意されていてそれを着て買い物をする。すごく安いと言うわけではない物も多いけれどモノは回転が速いので新鮮なのが良い。
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