今年の目標は書道を楽しむ事。と言うわけで、早速教室に行き、お手本を頂きました。そして、一式調達。筆(大・小)、硯、墨、下敷き、文鎮、締めて8900円なり。チェロのG線1本の値段で全部そろうところがすごい!
筆の持ち方から教わりました、親指、人差し指、中指、・・親指は離して空間があるように、掌には卵が入るくらい丸く、そして腕全体を動かす、弓や手首をグニャグニャしない・・紙はおへその高さ・・これってチェロの弓と同じだ!
今は全然分からなくてもそのうち書けるようになるし、良い書、悪い書の見分けも出来るようになる・・とのこと。読めりゃいいだろうと言う(時々自分でも読めないが)字を50年以上書いてきたので今更きれいな字が書けるとは思わない。
が、チェロの初心者と同じで、何事も基礎が大事、でも、チェロと共通点も多い気がしてきた。と言うか、何事も基本は同じ事が多いのだろう。姿勢を正しくすること、集中すること、いい加減に書いたり音を出している限りいくらやっても上手にはならないこと、力を抜くこと、意識を集中する場所を間違えると良い結果がついてこない(手首を柔らかく使おうと思ったら手首のことは注意しない、ある動作の結果として自然にそうなる)
「一」と言う漢字を書道的に見ると、これはカザルスの教えたチェロの弾き方と同じだ。ポンとおいて勢いを持って横に動かし細心の注意で止める(最初が肝心)。音楽的だ。筆は、そこに動きやリズム、様々なニュアンスがあり、ごく一般的に最大公約数的に意味が分かればよいだろう程度のものではない。「おくりびと」の美しい所作が評判のようだが、書家の動きは外から見ていても大変美しい。これからが楽しみ。人間、時々は全く新しいことに挑戦しませんと・・・。
本格的に書道を始められたのですね。素晴しい。
クレッシェンドあり、美しさへの向きあり……そう、チェロと書道は実はとても良く似ているのですよね。(*^_^*)
永く永く、楽しんでください。
投稿情報: しるくら | 2010-01-19 22:08
しるくらさん
書道をやっていらっしゃるのですか? まぁ、私は墨の香りが好きだし、静かに精神を集中する事とか、書き直しとかごまかしのない潔いところも魅力、そういう雰囲気が良いですねぇ。古い和机も山中湖の古い東大寮が解体されるときゲットしておいたし、正座して紙に向かうのが良いですね。・・という形から入る派です(^_^)
チェロで学んだ事が役に立つだろうという予感があります、楽しみです。
投稿情報: goshu | 2010-01-19 22:21
僕も昔、公民館の教室に習いにいきました。
先生の書いている様子に見とれましたね。
大いに楽しんでください。
筆の運び、筆圧、似ているかもしれませんね。
投稿情報: えにお | 2010-01-27 23:40
えにおさん 初めまして(かな?)
はい、チェロと似てるんじゃないかという気がします。少なくとも物事の習得の仕方は同じでしょ。愉しみです。
投稿情報: Goshu | 2010-01-27 23:54