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Ferullardのエチュードの練習のポイント
1)音程が取れるまでは1ポジションづつ弓を返しても良い。最初はストレッチを兼ねてゆっくり行い指が十分柔らかく広がるように、無理しないこと。
2)下降してくるときは3,2,1の指を一遍に押さえること
3)ポジション移動の時は、移動の直前にその準備をすること
例えば、1,2,3と弾く場合、3を弾いているときに1の指は3のすぐ近くに持ってくる。逆に3,2,1と下降してくるときは、1を弾いているときに3の指を1の近くに寄せてくる。で、ポジション移動を最短で指が押さえられるようにする。
4)
ポジション移動の際、ローポジションでもハイポジションでも、左手の甲の形は変わらない。指板と並行に上下する。手首が上がったり下がったりひねったり曲がったりしない。
そのためには、親指の力を抜くこと、親指に力が入っているとできない。ピアノの鍵盤の上を指が移動するかのように、指板との距離は一定に保つこと。(これがなかなか難しいけど注意して努力しないといつまでたっても音程が不安定でぎくしゃくした演奏になる。プロの手の形を見れば例外な
くまっすぐよどみなく動いています)
5)最初はゆっくり段々一弓で弾くようにする。外から見たとき左指の動きはあたかも「尺取り虫」のような動き(小さく縮んだと思うと一気に広がり又縮んで広がる)になるのが理想。
ところで、この練習はチェロをはじめて1,2年たったら今習っているポジションに関係なくやった方が良いと思っているんです。ハイポジションを後からやるという考えは何も合理性がないと思っていますので、特に習得に時間のかかる、そもそも体の硬い中高年の方は、ウエルナーなんて教本でいじめられて体を硬くしてしまわない方が良いと、私見です(^^;)
ウェルナー君に苛められている中年の一人です。(^_^; 指が思い通りに動くのを待っていたら、多分、体が動くうちにBach無伴奏は間に合わないのでは……と危惧していたところでした(笑) 硬化し始めている私の脳では、楽譜を読んだりポジションを覚えるのに時間がかかるので、早速この練習曲にも取り組もうと思います。
つい先ほど、サイドバーの「チェロBLOG」一覧に拙ブログを追加して下さっていることに気がつきました。
光栄です。(*^_^*)
ありがとうございます。
投稿情報: しるくら | 2010-02-22 09:29
しるくらさん チェロの日ではどうも
習い始めて3年間というのはとっても大切な期間だと思います。大人は体もさることながら頭が硬い。子どもなら上手な人の滑りを見てるだけで滑れるようになるスキーも、大人は、内エッジを立てて、重心をこっちからこっちへ、で、体の向きはえぇっと・・と言葉で教わったことを無理に実行しようとする、これでは・・・
スキーの上手になる方法は、適切な道具、ワックス手入れの出来たスキー板、適度な緩斜面(15度くらい?)、パウダースノー、後はイメトレをすれば誰でもうまく滑ることが出来るのではないでしょうか。昔ニセコアンヌプリの林間コースを滑ったとき、何もしなくてもイメージ通りに滑れたことを思い出します。
チェロで言えば、調整の出来た楽器、適度な松ヤニ、難しくも簡単すぎでもない適当な練習曲(安全ではあっても角度のないゲレンデではスキーそのものにスピードがないので体とスキーの関係が分からない。ウエルナーはさくっと一寸だけやるのにはよいけどこだわりすぎはこのスキーにならないスキーと同じ。こればかりやっていると体が硬くなるだけ。急いで第4ポジションまでやって、すぐに第1リフトに乗ろう!)、上手なお手本・・何よりパウダースノーこれはホールの音響と言ってもよいでしょう。なるべく響きの良い場所、エンドピンやエンドピンストッパー、演奏台、なるべくガラスのそばなど音の反響しやすい場所で練習するなど出来る限りの工夫をしましょう。
長くても五年で最低1000時間の練習(週四時間)、これが普通の人の上達の条件。
投稿情報: goshu | 2010-02-22 11:29