(この部分はぴっちり弓の太さに合わせてあるので動くことはありません)大きさは、長さが約6cm 左の端の高さが約4cm右の端の高さが約5cmの台形で、かつ左側は革の薄い部分右側は少し厚い部分になるように切り抜き、テーパー状の円筒になるように縫い合わせています。
弓カバーの功罪については色んな人が書いていますので、これがよいかどうかはその人の判断です。(私の弓カバーはこれまでの議論をすべて踏まえたものです。)
私も弓カバーについては2008年、今年の1月にも書いている。これ以上書くこともないのだが、色々な意見の中に、分かったようで馬鹿げた意見もあるので、これに反論しておくことにする。そもそも、銀線の上に巻かれた薄い皮が、カバーの役目をしているのだから、その上に又革を巻いたりするのはおかしいと言う意見。だから、前にも言ったでしょ
確かに巻き皮はカバーなのだが、経年変化で、こんな風に剥がれたりする、美しくない(これは美観上の問題 )。車の塗装のことを考えれば分かる。そもそも車の塗装は本体がさび付いたりしてその機能を果たさなくなるのを防ぐ目的でされているもの。だから、その上にワックスを掛けるだのコーティングを更にするなどは余計な事だと言う考えがある。それは正しい、そう言う人に言わせれば塗装がはげてきたら再塗装すればよい、と言うことになる。一見正しいがこれは現実的と言えるか(再塗装には数十万かかるかも知れないし、それまで汚い状態を放置することになる)。美観は車の所有者にとって問題ではないのか。こんなのは理屈だけの他人事の、そのことに自分で悩んだり工夫したりしたことのない人の意見だ。世の中にはよくある口先の意見でもある。
と言うわけで、美観上も経済的にも弓職人に作り直してもらう手間や経費を考えたら、簡単にできるこういう弓カバーを上手に作るのはメリットがある。で、私の方法が色々試行錯誤して到達したベストなものだと思っている。(こんな事ばかり一生懸命やってないでもっと練習したらどうかという意見については反論の余地がない)
カットする革の大きさ、作り方を教えて下さってありがとうございます。
『美観上も経済的にも弓職人に作り直してもらう手間や経費』を想像して、私もカバーを自作する予定です。(買い物はこれから…(^_^;)
投稿情報: しるくら | 2010-09-02 09:01
しるくらさん
オーストリッチはなかなか見つからないので牛革でも良いのですが、端切れだと色々あり、厚すぎても薄すぎても駄目。薄いところから少し厚めの所までグラデーションのある生地だと具合の良いところを選べます。
弓カバーの良いところは精神的に安定する点です。私だけかも・・(^^;)
投稿情報: goshu | 2010-09-02 09:25