今日、楽器を取りに行きました。指板の1,4弦の通るところを1mmほど削ってもらいました。指板を削ったのだから弦高が高くなっているかと思いきや、室内の乾燥のせいか、指板が上がり、 高さのバランスはぴったりです。
A線側から、弦高は、4.5mm 5.2mm 6.5mm 7mmくらい。(削る前は、D線で7mmほどもあった)弾きやすい高さです。実際に音を出してみると、やっぱり、A線がちょっと簡単に鳴りすぎると言うか違和感があります。明るく倍音豊かに鳴っているとも言えますが軽すぎると言う感じもします。明日、注文しておいたJagerの弦が送られてくるので、交換するのが楽しみ。
指板削りですか、それは大工事のようですね。まだ想像がつきませんが、駒ではなく、指板の調整をしたのは、どういう理由からでしょうか。お教えていただければありがたいのですが・・。よろしくお願いします。
投稿情報: chiibou | 2010-11-30 02:01
chiibouさま
指板削りというのはそれほど特殊なことではありません。使用頻度にもよりますが、定期的に行うメンテナンスです。 金属の線を硬いとはいえ木にこすりつけたりしているわけですから、傷だらけになり凹んで来るわけで、それを直す(滑らかにする)必要がありますから。
ただし、今回の場合は、そもそも指板は断面が曲線になっていなくてはいけないのに、そうなっていなくて、だから、1,4弦が高く中が低く(指板と弦との間隔はその逆)なっていたので正しくあるべき形に直したと言うことです。職人さんに言わせると、楽器というのはあちこちいい加減に作られていて、指板は未調整のものが結構あるらしいです。私の楽器なんかはそういう意味で「カラクタ」とある人から言われました(^_^)
ほんのわずかな調整でも音や弾きやすさは大幅に変わります。他の人には分からなくてもいつもその楽器を弾いている本人にはすぐ分かります。
ただ、楽器の調整というのは元来弾き手の申告制というか、何も不満も問題もないと思っているのなら調整は必要ありませんし、やってくれないと思います。こういう事は本人しか分からない事だからです。
ところが(^_^) 最初のうちは、楽器のせいで弾きにくいのか、下手だから仕方ないのか、分からないでしょう。こういう場合は、悪い事は人のせい、疑わしきは楽器のせいという姿勢で行きましょう。職人さんからちゃんと調整してありますよ、と言われたら、そうかと黙って引き下がって猛反省して下さい。(^_^) 実際、初級者の使う楽器の殆どは、基本的な数値に表される標準規格よりずれているものが多いと思います。特に、弦高についてはチェックした方が良いですね。記事に書いた弦高はスピロコアなどの弦を作っているトマスティーク社の推奨のもので、これが弾きやすいと思います。これより高い楽器が多いですが。もし、この設定でびり付くとか問題が出るならそれは弾き方が悪いか、指板の調整が悪いのだと思います。(私見です) あ、ちなみに楽器には弦以外直線部分はないと思えばよいですね。表面も平らではなく全体がカーブを描いて中程がわずかに凹んでいるものです(でなければなりません)。
投稿情報: goshu | 2010-11-30 09:52