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  • 13 カザルスの生家
    2005年10月31日から12日間、生まれて初めてのヨーロッパ旅行に家族で出かけました。

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2010-11-13

コメント

駒には高さだけでなく、厚みも音色に関係あるんですね。それから魂柱の位置でも音が変ることも知りませんでした。
来週職人さんに駒調整をお願いしてますが、できるだけいろいろ聞いてみたいと思います。

chibouさん こんばんは
 駒調整って色々で一朝一夕には行きませんね。先ず高さを適正にするのはそうしないと弾きにくいから先ずやりますね。普通はそれだけやってもらえばあとは急ぐことはありませんね。
 駒を新規に作った場合は、それこそ手術後、2,3日後、1週間後2週間後1ヶ月後・・・に外来診察を受けるのと似て、調整していくのが普通です。駒には強い圧力がかかるので、足が数ミリ広がるので、広がれば足の裏と表板との接地面に狂いが生じます。ぴったり板に吸い付くように削ったりするわけですが、表板は平らでもなく均一でもないので、それをぴったりさせるのは職人の技が必要。
 上から見て右側の足は、バスバーの上に来て振動を表板に伝えます。左側の足は、魂柱の垂直線上に来て振動を裏板に伝えます。ただし、魂柱との距離は発音や音の強さに関係しますが、楽器の物理的強さによっても違うので、何センチが正しいなどと一律には言えません。距離を離せば発音は楽になりますし、近づければてこの原理で強い大きな張りのある音になります。が、ひねりが大きいので弾くのは圧力が必要。
 表板と裏板では材質が異なるので、2つの音をミックスして楽器の音を作るわけです。ちなみに私の楽器は表は松、裏はブナです。裏板の音成分を増やすとブナの硬い強い音が増えることになります。
 なお、駒を削るのは軽くするために全体を薄くする方法や、弦の振動を表板に伝える量を調整するために両手の脇の下を削って行く方法などあり、少しで音が変わるのが分かります。軽くすれば発音は良くなりますが削りすぎると弱くなります。駒は真空管やトランジスタの役割をしているのですね。
 とかなんとか、不正確かも知れませんが受け売りです。
 何でも良いから良い音にして頂戴と、職人さんに任せられれば気が楽ですが、弾くのは私なので、弾き手の力や音の好みなど、そして楽器の性能との兼ね合いもあり、一筋縄ではいかないようです。これが面倒だとか、そもそもそういうことを知らない場合は、弦を取り替えたりするのがとりあえず手っ取り早いですが、ま、それだけではお金の無駄のような気がします(^_^)さんざん私もやりましたが・・(^^;)
 調整と言っても、弾く人の技術によって楽器の能力は制限されてしまいます。たとえば「裏板を鳴らす」事ができる奏法を身につけることは大事な事でしょう。少なくともどんな楽器でもプロが弾くとシンジラレナイくらい良い音になるのは、そう言うことです。でも、それも大変沢山の基礎技術が必要でしょうし、道は遠いです。裏板どころではない、表板すら鳴らせない、弦が振動しているだけと言う初心者も多いです。逆に言うと、下手は下手なりに上達するためにその時々の最適(最高ではない)なセッティングがあると思います。(良く調整された)良い楽器は本人のやる気を引き出し上達速度を速めます。スポーツの道具だって同じでしょう。遠い道のりを一緒に歩いてくれる職人さんを知ることも大切。いわば「ホームドクター」です。

駒と表板と裏板と…
初めて知ることばかりでした。
ありがとうございます。

「裏板を鳴らす」、見当もつきませんが、頭において練習してみたいと思います。

たこすけさん こんにちは
 私はできませんが、弦楽器奏者の当面の目標ですよね。太くてびょーびょーと鳴る、何時かそういう音を出してみたい。何かトレーニングの方法があるんでしょうか。知りたいです。多分開放弦だとある程度出来るんだと思いますが、左手がついた途端に駄目になる傾向。正しい音程が大事と言うことですね。
 あ、ウラィタナル合奏団というのがあり、それは裏板が鳴るくらい良い音という意味でロシア風に一寸変えてみたと言うことのようです。
http://www.za.em-net.ne.jp/~uraita71/

>ウラィタナル合奏団

冗談かと思ったら本当にあるんですね(笑)。
深い…。

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