先日チェロの集まりがあって、ソロやアンサンブル、チェロオーケストラなど丸1日楽しんだ。改めて気がついたこと。アンサンブルが美しく成立するためには、音程がよいことや、リズムが合うことは勿論だけど、ハーモニーは、音色の均質感がないと美しく、と言う以前にハーモニーにならない事を確認。
アマとプロの絶対的な違いは、ハーモニーを作る音色への注意深さもその1つ。端的にこのことが分かる例は、以前ブログで書いた記事「調弦は深い(続・続々)」。先ず出来ても出来なくてもこのことを知っていて、注意してみると言うことの繰り返しでしか体得できないだろう。だけど、そのためには、アンサンブルに関わる全員が同じ意識でなければ、知らず知らずに足を引っ張る人が出る。まぁ普段の練習というかお楽しみ会の集まりだとそんなこと言ってたら辛い人も出るだろうからいい加減に弾き散らかして終わり。プロの人に聴けば、自分の楽器の音に3割、残り7割の注意は周りの音を聴くことに集中するそうです。アマチュアなら、8割は自分の音だけでしょう(^_^) 各自勝手に自分の音だけ出して、せいぜいタイミングを合わせるときだけ周りの音を聴いているなんてことで、ハーモニーもアンサンブルも出来るはずがありません。
できれば、意識を共通にしてそれが実現できる人達とアンサンブルの練習をしてみたい。そういう人が増えて欲しい。アンサンブルの前に、1人で美しい重音を鳴らすことの出来る技術・ボーイングや正しい音程感が必要。みんな、ガチャガチャ大きな音で速いパッセージを弾きこなすことに一生懸命になりがちだけど、そんなことがいくら出来ても駄目。
私がチェロアンサンブルを定期的にやるようになって5年たちました。そろそろいい加減に何とかならないかなぁと思う今日この頃。私のチェロ寿命だってそうそう長いわけじゃないし・・美しい音色の人とアンサンブルしてみたい。来年にはなんとかなるか・・頑張らなくちゃ
この記事と「調弦は深い」の記事を読んで、ハーモニーをつくる音色について、ようやく理解できてきました(汗)。
しかし共通の意識は持てても、実現できるかが難しいところですね。それこそ、一人ひとりの問題になってくる・・・。
さらに、たがいの音色が好みかどうか、曲の好み、休み、練習場所、性格の相性などなども考えると、理想のアンサンブルが出来るのは奇跡に近いのかも!?
投稿情報: まかべ | 2012-07-10 14:24
そうですよね。難しい事ですね。特にアマチュアの場合、自分としては上手な人とやりたいし、と言うことは相手からすれば選ばれない(^^;) もしそういう人がいたら、とっくに相手が決まってるだろうし・・しくしく(;;) 恋人選びか・・・(^_^) これが4人もとなるとどこかで妥協するしかない・・だから、今は出来ていなくても同じ指向を持っていればよいということで・・
投稿情報: goshu | 2012-07-10 14:59