開放弦のロングトーンを練習していて、ふと思い出した。このとき、左手はどこにあるか。楽器の左の肩の上にうっかりおいていたけれど、ここだけは触るなと、職人さんから言われていた。ここはそうでなくても手が当たるところであり、手の汗を吸って一番はがれやすいところ。
そもそも楽器は、手で触って良いところは少ない。ネックとペグ、エンドピンくらいだろうか。楽器を手のひらでたたく奏法?なんてとんでもない(^_^)。また、楽器自体も布でこすったり磨いたりしないで、松ヤニを吹き飛ばす程度で良いとのこと。美肌を維持?するために、洗顔でもごしごしこすったりしないで、泡で洗うのが良いのと同じ。皮膚は、こするだけでも損傷を受けるらしいから、楽器も同じことだろう。
弓だって同じことで、木部にはなるべく触らない、触ったらすぐ拭き取ることにしている(^_^) ・・しかし、あんまりそんなことに注意していると弓を落としたりする、これはまずい・・(^^;)
しかし、やっと暑い夏が終わって楽器には良い季節になってきた。冬は冬で乾燥しすぎに注意ということだが、まぁ、人間が快適に生活できる環境を維持していれば大丈夫。問題は、外出時など急激な変化と言うことなので、ケースの断熱密閉性能が大切(BAMがおすすめ)。楽器がはがれるのは問題ないが、乾燥で割れるのは大問題。これは冬に起こることなので、乾いた空気にさらすことがないように気をつけよう。 なるべくケースにしまう習慣が大切かも。プロの人はそうしているし。ダンピットを愛用している人がいるが、すぐに乾いてしまうし、ぬらしすぎると中でカビが生えたり、これも取り返しがつかないから、厄介だ。私は、モイスレガートというのを愛用しているが、私の見た実験では効果が検証されたけれど、実際はどうなのか、まぁ気休め程度、と思っている。
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